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ギリシャで取り付け、デフォルト危機で
預金流出ペースが早まり、週明けに銀行が営業できるかどうかも不安視される
2015年6月19日(金)17時01分
6月18日、ギリシャの銀行から預金が流出したことが関係者の話で明らかになった。写真はアテネの銀行支店。2012年12月撮影(2015年 ロイター/Yorgos Karahalis)
[アテネ 18日 ロイター] - ギリシャの銀行から15─17日間に約20億ユーロの預金が流出したことが18日、銀行関係者の話で明らかになった。
14日にはギリシャと債権団との協議が決裂。これを受け、銀行預金の1日の流出ペースそれまでの2億─3億ユーロから約3倍に拡大した。
4月末時点のギリシャの銀行の預金総額は1336億ユーロ。15─17日の流出額はこの約1.5%に相当する。
ギリシャ中央銀行報道官はこの件に関するコメントを控えた。中銀は26日に銀行預金残高に関する月次統計を発表する。
中銀の17日の発表によると、前年10月から今年4月までの間に
ギリシャの銀行から約300億ユーロ(338億4000万ドル)の預金が流出している。
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