匿名女性たちが書いた「性的ファンタジー」を1冊の本に...G・アンダーソンの「秘密の花園」とは?
Secret Gardens
ホテルの部屋にやって来たアンダーソンは、直前までテレビCMの撮影をしていたとかで、丈の長い赤のドレスの上にクリーム色のボマージャケットを着た姿はとても格好よかった。自分の意思で自分の行きたいところに行くことが大事なのだと彼女は語った。
「もっと若くてセックスシンボルと呼ばれていた頃、すごく違和感があった。世間が騒いでいたのは(セクシーな女としてのイメージであって)私自身に対してではなかったし、世間の反応は私自身とは何の関係もなかったから」
自分の「妄想」も投稿
『欲望』でアンダーソンは、そうしたイメージを「自分でコントロールし、手中に収めて(活動の)基盤として利用することができた」と語る。
女性の性的ファンタジーを集めた本といえば、ジャーナリストのナンシー・フライデーの『私の秘密の園』(73年)が知られている。
アンダーソンはこの本を『セックス・エデュケーション』のジーンの役作りのために目を通したという。だが、『欲望』の企画を最初に思い付いたのはアンダーソンの出版代理人だった。
確かに、こうした本の「看板」としてアンダーソンはふさわしい。ジーンの役は俳優としても世間のイメージという点でも転機となった。ただのセックスシンボルではなく、性のプラスの面をイメージさせる存在となったからだ。