「政治的野心の塊」メーガン妃はなぜ今回の大統領選で沈黙したのか?
2024年 メーガン妃とヘンリー王子の沈黙
メーガン妃はこの4年の間に大統領に立候補するという噂があった。しかし、それどころかカマラ・ハリス氏への支持表明が助けにならないどころか、足を引っ張るという状況に変わっていった4年間でもあった。
2021年2月にエリザベス女王によって名誉称号(HRH・殿下/妃殿下)のはく奪と金銭的支援が打ち切られ、王室とつかず離れずという立場を完全に失った夫妻。
大きな原因はオプラ・ウィンフリーとのインタビューを含む数々の発言であり、2023年1月にはテレビ番組「60 Minutes」でヘンリー王子が兄[ウィリアム王子]と話していないことを認めるなど、王室との亀裂は次第に深まっていく。
王室との距離が広がったことにより選挙活動における自由度は増したはずだが、財団から簡単な声明を出した以外には沈黙を守っている。また夫妻に対する公的なイメージも変化した。特にヘンリー王子が著書『スペア(Spare)』出版後に、アメリカでの人気が急落している。
今年7月、メーガン妃とヘンリー王子の支持が選挙に与える影響に関するRedfield & Wilton社に依頼した調査によると、約21%が「支持する可能性がある」、20%は「むしろマイナスに働く可能性がある」と答え、48%は「影響がない」と回答している。
PR専門家エドワード・コラム・ジェームズ氏は今月初め、本誌に対して次のように語っている。
「(メーガン妃が支持することは)カマラ・ハリスに対してはマイナスの影響があると思います。メーガン・マークルを好きな人々は、投票する可能性が高いですが」
かつてメーガン妃はフェミニストの先駆者として知られるグロリア・スタイネムとの会話で、カマラ・ハリス氏について次のように語っている。