最新記事

スキンケア

皮膚科医が明かす、毎日欠かせない「2ステップ」と「やってはいけない」スキンケアとは?

Dermatologist Reveals Two Skincare Steps She Does Daily—and What Not To Do

2024年08月25日(日)09時45分
パンドラ・デワン
美容パック

Tumisu-pixabay

<実際に毎日のスキンケアに必要な製品は何か。そして省略できるものとは?>

次から次へと発売される化粧品や美容液など、スキンケアとなると私たちは振り回されがちになる。それらは私たちの肌を変え、人生も変えてくれると約束してくれるからだ。

SNSで検索すると、健康的な肌を保つためには朝晩で少なくとも10種類の製品が必要だという。しかし、実際に毎日のスキンケアに必要な製品は何なのか。また、省略できるステップはどれなのか。

形成外科専門医であり、肌の専門家でもあるディヴィア・スリニヴァサ医師は次のように本誌に語る。

【関連動画】ダブルクレンジングをおススメするスリニヴァサ医師 を見る


 

「スキンケア製品は肌に吸収されなければなりません。10段階のスキンケアのステップがある場合、その全ての成分が効果的なレベルで吸収されることは、とても考えにくいですね」

また、製品によっては特定の時間帯や使用する頻度が効果につながることもある。例えば、レチノールは夜に使用するのが最適であり、日光に対する皮膚の感受性を高める作用があるため、毎晩ではなく隔日での使用を推奨されることがある。それを踏まえて、スリニヴァサ医師が絶対に欠かさないスキンケアは次の2つだという。

(1)クレンジング

「寝る前にメイクを落とすことを決して欠かしません。朝にクレンジングする必要はありませんが、メイクを落とさずに寝るのは、どんなスキンケア製品を使っても意味がありません」

(2)日焼け止め

「その日の予定に関係なく、毎日日焼け止めを使用します。顔の老化は紫外線ダメージによって大幅に加速します。肌の老化を防ぐためにも日焼け止めが最も効果的です」


レチノールやサリチル酸などを取り入れる場合は保湿力のある製品とのバランスが重要だ。スリニヴァサ医師は次のように述べる。

「レチノールを使い始めたものの、効果が見られないと感じる多くの患者がいます。しかし、この問題はバランスの欠如によるものがほとんどです。 レチノールは細胞のターンオーバーと再生を促進しますが、非常に乾燥しやすくなります。このような成分を使用する場合は、保湿と肌のバリアを保つ製品とのバランスを取ることが重要です。同様にAHA(角質除去剤)の使用の際にもヒアルロン酸やグリセリンなどの保湿成分を加えてバランスを取ることが求められます」

そして、完璧な肌は一夜にして得られるものではないとスリニヴァサ医師は強調する。

「スキンケアは長期戦です。すべてを改善しようと多くの製品を使いすぎるのはやめましょう。その代わりに気になる肌の悩みを優先してください。3カ月ほどで、ある程度結果が見られるというような目標を設定します」

また、新製品を購入する際に気を付けるべきことは高価だからといって必ずしも良いとは限らないこと。そして、あくまで自分に合うものを使用することが重要であるという。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日経平均2カ月ぶり4万円、日米ハト派織り込みが押し

ワールド

EU、防衛費の共同調達が優先課題=次期議長国ポーラ

ワールド

豪11月失業率は3.9%、予想外の低下で8カ月ぶり

ワールド

北朝鮮メディア、韓国大統領に「国民の怒り高まる」 
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    キャサリン妃が率いた「家族のオーラ」が話題に...主…

  • 2

    観光地化するチェルノブイリで自撮り 時の止まった…

  • 3

    シャーロット王女の「史上最強の睨み」がSNSで話題に

  • 4

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 5

    メーガン妃の投資先が「貧困ポルノ」と批判される...…

  • 1

    キャサリン妃が率いた「家族のオーラ」が話題に...主…

  • 2

    観光地化するチェルノブイリで自撮り 時の止まった…

  • 3

    シャーロット王女の「史上最強の睨み」がSNSで話題に

  • 4

    エリザベス女王はメーガン妃を本当はどう思っていた…

  • 5

    メーガン妃の支持率がさらに低下...「イギリス王室で…

  • 1

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 2

    エリザベス女王はメーガン妃を本当はどう思っていた…

  • 3

    リュックサックが更年期に大きな効果あり...軍隊式ト…

  • 4

    メーガン妃の支持率がさらに低下...「イギリス王室で…

  • 5

    キャサリン妃が率いた「家族のオーラ」が話題に...主…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:韓国 戒厳令の夜

特集:韓国 戒厳令の夜

2024年12月17日号(12/10発売)

世界を驚かせた「暮令朝改」クーデター。尹錫悦大統領は何を間違えたのか?