「働くプリンセス」と「働かないプリンセス」...イギリス王室の13人
How Many Princesses Are in the Royal Family and Is Meghan on the List?
POOL New-REUTERS
<「生まれながら」にしてのプリンセスと「婚姻」によるプリンセス。そして「ワーキング・ロイヤル」とは何か?>
昨年エリザベス女王が逝去して以来、王族の称号に関する議論がたびたび起こっている。
「プリンセス」とは君主の血縁者にあたる女性メンバーを指す用語で、血族によるものと、婚姻によるものの2つのプリンセスが存在している。
1917年、ジョージ5世は王位継承権の規定を定めて王室を整理し、限られた血縁者に与えられる称号となった。ジョージ5世の規定によれば、君主の子と孫だけが王子、または王女の称号を使用することができるとされる。
そして2013年、エリザベス女王は王位継承者となる孫ウィリアム王子(当時)の子供たちも生まれながらにして王子、または王女になるように規定を変更している。
一方、ヘンリー王子の子供たちはこの規定には該当しないため、ジョージ5世の規定によって祖父(チャールズ3世)が王位についたときに称号を取得することになった。
イギリス王室で「プリンセス」の称号を使用する権利を持つ王族は13人おり、その中でフルタイムで公務に従事する「ワーキング・ロイヤル」は5人となっている。
「ワーキング・ロイヤル」とはエリザベス女王、そして現在はチャールズ国王の代理として公務に従事する王族を指す言葉である。
「ワーキング・ロイヤル」から公務を引退したプリンセス、そしてあまり知られていない従姉妹まで、イギリス王室のプリンセスたちを紹介する。
まずはどのプリンセスが「ワーキング・ロイヤル」なのか。
ウェールズ公妃キャサリン妃
2011年にウィリアム王子と結婚し「ケンブリッジ公爵夫人」の称号を授けられたキャサリン妃。
エリザベス女王の逝去後、チャールズ3世がウィリアム王子(当時)を新たな「ウェールズ公」に任命したことにより、キャサリン妃も「ウェールズ公妃(プリンセス・オブ・ウェールズ)」の称号を授けられた。