「医学で貧困は治せない」人道支援家に転身した女子医学生、ボコ・ハラムとの闘い
‘My School Was Attacked by Boko Haram’
あの日から、眠れない夜が続いた。どうにか眠れても、夢でうなされた。起きていてもフラッシュバックがあって勉強に集中できない。脚や腕を吹き飛ばされた人、泣き叫ぶ家族の人、無残な死体。医者に何ができるの? 私はそう思い始めていた。
そして翌年、今度は大学のキャンパスが襲撃された。銃を持った男が大学構内に侵入して、銃を乱射した。女性1人が撃たれて負傷したが、幸い死者は出なかった。
それでも大学は半年以上も閉鎖された。その間に私は気付いた。病院にいても人の命は助けられない。医学では貧困や教育の問題を解決できない。過激思想に染まった人を救うのも無理。ならば、ここは私の居場所じゃない。だから大学を辞めて、人道支援のボランティア活動に転じた。
あれから10年以上たち、気が付けば私も33歳。今は若い世代の声を政策に反映させ、具体的な行動につなげる活動をしている。
ボコ・ハラムは以前より強大な組織になり、脅威も高まった。危ないから国外に逃れようと言う人もいる。でも私は母国ナイジェリアにとどまり、できることをしたい。そして今後も学びを続け、世間のことをよく知り、できることをやり、地域社会のニーズを理解していきたい。
祖国にとどまり、同胞を守るために働く。それが私の役目だと信じている。

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