最新記事

世界に挑戦する日本人20

新しい学校のリーダーズ、世界デビューした「セーラー服4人組」人気の秘訣!

2022年09月01日(木)17時45分
井口景子(ジャーナリスト)
新しい学校のリーダーズ

CODYBURKHARDT

<「休め、気をつけ、礼」の掛け声や、怪獣とのコラボ。客席は一気にヒートアップした>

キーンコーンカーンコーン......ロサンゼルスのフェス会場に日本の学校でおなじみのチャイムの音が響くなか、セーラー服姿の女子4人組がステージ中央へと静かに歩を進める。

深く一礼し、互いを和太鼓と鐘に見立てたパフォーマンスが始まると、客席は一気にヒートアップ。歌謡曲風からヒップホップまで多彩な音楽に乗り、時にキレキレな、時にシュールなダンスが次々に繰り出される──。
20220906issue_cover200.jpg

これは昨年1月に世界デビューを果たした「新しい学校のリーダーズ」の同年11月の海外初ステージ。「休め、気をつけ、礼」の掛け声や怪獣とのコラボなど日本テイストが満載だが、決して日本ブームに乗じた演出ではない。

「もともとやっていたことが、ぴったりはまった感じ。材料は全て持っていた」とリーダーのMIZYUは言う。

7年前のグループ結成当時、中高生だった4人にとってセーラー服は等身大の自分そのもの。それがとびきりの笑顔や決めポーズと相まってアニメキャラが飛び出してきたようなインパクトを生むのも人気の秘訣だろう。

この夏にはアメリカを再訪し、単独ライブに加えて大型コミコンやアニメコンベンションのステージでも熱狂的に迎えられた。

「ライブのたびに進化してる」「自分たちがどう変わるか未知すぎる」と口をそろえる4人の世界進出は始まったばかりだ。

新しい学校のリーダーズ
Atarashii Gakko!
●ダンスボーカルパフォーマンスユニット

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ユーロ圏インフレ率、貿易戦争巡る懸念でも目標達成へ

ワールド

タイ証取、ミャンマー地震で午後の取引停止 31日に

ワールド

ロシア、ウクライナがスジャのガス施設を「事実上破壊

ビジネス

EU、今後5年で5000億ユーロの防衛支出可能=フ
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 3

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 4

    「なぜ隠さなければならないのか?」...リリー=ロー…

  • 5

    4割の子どもにできていない「健全な愛着形成」 良い…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    「なぜ隠さなければならないのか?」...リリー=ロー…

  • 3

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 4

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 5

    「ポリコレ」ディズニーに猛反発...保守派が制作する…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    レザーパンツで「女性特有の感染症リスク」が増加...…

  • 3

    「日本のハイジ」を通しスイスという国が受容されて…

  • 4

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 5

    「なぜ隠さなければならないのか?」...リリー=ロー…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs

特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs

2025年4月 1日号(3/25発売)

トランプの「逆風」をはね返す企業の努力が地球を救う