エリザベス女王、もう我慢の限界! 医師を無視して乗馬を再開
YouTube/Storyful Media
<女王は杖なしで歩く姿を目撃されたわずか数日後、医師のアドバイスを無視して鞍にまたがった>
大好きな乗馬をやめるよう医師に忠告されてから9ヶ月、エリザベス女王は遂に我慢の限界に達したようだ。
公務中に杖をついて歩くこともあり、今月行われたプラチナ・ジュビリーでは、健康上の問題でいくつか行事を欠席。女王の健康面を心配する声は常にある。愛犬のコーギーの散歩にゴルフバギーを使っていたこともあった。
しかし、6月21日にウィンザー城でカンタベリー大主教と会った際には杖なしで、登場。それからわずか数日後にウィンザーで乗馬を楽しむ姿が目撃された。
英デイリーメールによると、女王はまだ乗馬は控えるようにという医師のアドバイスを無視してまで乗馬を再開したという。女王が再び鞍にまたがったというのは嬉しいニュースだ。サン紙は「96歳で乗馬するとは、驚異的」と伝えている。
女王と馬の絆
コーギー好きとして知られる女王だが、同様に馬も愛している。過去にはTrooping the Colourに馬に乗って参加していたが、近年は他の王室メンバーがその役割を担っていた。
女王の馬との絆は、1929年に遡る。当時3歳の女王はポニーを与えられ、かいがいしく世話をした。馬への愛は、Netflixの『ザ・クラウン』でも要所要所で描かれるほど、女王にとってその存在は特別なもの。成人してからもずっと馬主、競走馬のオーナー、ブリーダーとして活動しながら、定期的に馬術大会に参加し、生涯を通じて馬と関わってきた。
女王の馬愛を物語るエピソードは山ほどあるが、ここでは作家のミヒャエル・モーパーゴとの話をひとつ。
ミヒャエル・モーパーゴはウィンザー城に女王陛下を訪ね、昼食を共にしたことがある。そこで馬への愛について語りつくしていたそうだ。モーパーゴによると、女王が馬を好きになったのは、子供の頃ポニーの首を撫でたときに「暖かいベルベット」のような感触に感動したことが始まりだという。プラチナ・ジュビリーを記念して出版された『There Once Is A Queen』の中で、モーパーゴは女王の馬への情熱の起源について詳細に語っている。
また女王は最近、アゼルバイジャンのイリハム・アリエフ大統領から在位70年を祝して、アゼルバイジャン原産の珍しい馬をプレゼントされた。耐久競技やレースに使用される競走馬で、約1万4,000ポンドで落札されたこともある貴重な種類だそうだ。
この馬にまたがって颯爽と野駆けするエリザベス女王の姿を目にできる日が待ち遠しい。