あの「ニューヨーカー」誌の挿画家エイドリアン・トミネとは?
原書も読み合わせたい
まずはじめに、なぜこの本の装丁がゴムバンド付きハードカバーの方眼紙ノートであるかということだ。実は最後のシーンでその理由が明らかになるのだが、それも含めて心地よい余韻が残るのも本書の味となっている。
次に線画の美しさである。これはデジタルツールによるものなのか? それとも特別な文具を使っているのだろうか、と。
実際、読者からの質問は多いようで、自身のインスタグラムに仕事道具を紹介しているが、日本製の文房具も何点か目に付く(何度が来日しているようなので、その時に買いためているのだろうか?)。
そしてこれはトミネ自身にはまったく関係のないことだが、邦訳が翻訳書とは思えないほど自然で洗練されているため、思わず原書の英文も確かめたくなってしまう点だ。
デジタルデバイスの普及で、もう何年も手書きでまとまった文章を書くことがなくなった人は多いはず。そんな時に、本書はトミネの線画の美しさに見惚れ、自分でも手書きしてみたい衝動に駆られてしまう。時間に追われる毎日に、別の時間軸を与えてくれるようなノスタルジックな作品である。
『長距離漫画家の孤独』(国書刊行会)
エイドリアン・トミネ/長澤あかね・訳
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