最新記事

ミレニアム世代

挙式のために借金はしない! SHEINの47ドルのドレスで「500ドル結婚式」をしたカップルが話題

2022年04月29日(金)18時00分
田中ゆう

注目を集めた「500ドル結婚式」 YouTube/FOX 11 Los Angeles

<インフレの影響で結婚式の費用が高騰するなか、カリフォルニア州のあるカップルの「低コスト挙式」が話題に>

米ABCテレビの朝の情報番組「グッドモーニングアメリカ」で紹介された、あるカップルの結婚式が注目されている。

ロサンゼルス在住の新婦キアラさんと新郎ジョエル・ブロークンブロウさん。夫妻は、結婚式の計画を立てる際に方針を打ち立てた。それは「できるだけミニマムに」ということ。予算はなんと500ドル(約6万5000円)だ。

この500ドルがどれほど節制された金額かは、米国での結婚式の平均費用と比較すれば明白だ。2020年に米国で行われた結婚式の平均費用は2万300ドル(約260万円)。新型頃ウィルスが流行する前の2019年から4,040ドル(約50万円)減ったものの、学生ローンの利用者も多い結婚適齢期ど真ん中のミレニアム世代にとって「普通の結婚式」は決して安い買い物ではない。

挙式のために借金したくないとの思いから、低コスト結婚式を選んだブロークンブロウ夫妻。レンタルでも高額なウェディングドレスは、ティーンに人気のオンラインショップ「SHEIN(シーイン)」で、47ドル(約6,000円)のものを購入した。

「ドレスはどうせ数時間しか着ないから、あまりお金をかけたくなかったの」と、新婦のキアラさん。

式の会場には、カリフォルニア州の高速道路から離れた無料の場所を探したという。披露宴で振る舞う食事も一切カットし、ゲストへ食べ物や飲み物は提供しなかった。さらにコストを下げるために、新婦の家族から花とテーブルランナーが贈られたという。

YouTube/FOX 11 Los Angeles


FOX 11によると、ゲストの数は75人以下。夫妻が招待したのは30〜40人の親しい友人や親族だけだった。

SNSの反応は肯定的

キアラさんは「低コスト結婚式」と題し、6,000円のウェディングドレスを紹介する動画をTikTok、Instagram、YouTubeに投稿。再生回数は100万回以上に上った。

複数のSNSプラットフォームのユーザーから、夫妻の美しい結婚式を祝福する声が届いた。中には自分も費用を抑えた結婚式を挙げたいと思う人もいたようだ。

@kiarabrk Reply to @maalikaelise dress included! $47 on @SHEIN#weddingtiktok #weddingdress #cheapwedding #blackbride audio credit is rennyxaudios - 70s80s90s00s

「私は3000ドル以下で挙式出来て幸せだった。あなたが500ドルで抑えたのは素晴らしい!」と、あるユーザーは書き込んだ。

「ほとんどの人がたった1日の結婚式のために何十万ドルも費やしています。おめでとうございます。キアラ、あなたは最高に綺麗よ。2人の幸せを願っています」と別のユーザー。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、労働長官にチャベスデレマー下院議員を指

ビジネス

アングル:データセンター対応で化石燃料使用急増の恐

ワールド

COP29、会期延長 途上国支援案で合意できず

ビジネス

米債務持続性、金融安定への最大リスク インフレ懸念
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…

  • 2

    アジア系男性は「恋愛の序列の最下層」──リアルもオ…

  • 3

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 4

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 5

    24歳年上の富豪と結婚してメラニアが得たものと失っ…

  • 1

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 2

    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…

  • 3

    キャサリン妃が「涙ぐむ姿」が話題に...今年初めて「…

  • 4

    アジア系男性は「恋愛の序列の最下層」──リアルもオ…

  • 5

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 1

    「家族は見た目も、心も冷たい」と語る、ヘンリー王…

  • 2

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 3

    カミラ王妃はなぜ、いきなり泣き出したのか?...「笑…

  • 4

    キャサリン妃が「大胆な質問」に爆笑する姿が話題に.…

  • 5

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:超解説 トランプ2.0

特集:超解説 トランプ2.0

2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること