チャールズ皇太子はウィリアム王子のために身を引くべき=英調査
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<英国人のほぼ半数が、ウィリアム王子が王になるためにチャールズ皇太子は身を引くべきだと考えていることが、調査で明らかに。また君主制廃止を望むのは44%>
グローバル・マーケティング・リサーチ会社 Ipsos(イプソス)は3月24日と25日にイギリスの成人2,055人を対象に、自国の君主制や、王室メンバー(アンドリュー、サセックス公爵夫妻を含む)に対する英国人の立場を聞く、インタビュー調査を実施した。
その結果、42%の人がチャールズ「チャールズ皇太子は息子のウィリアム王子に王位を譲るべき」だと考えている。そうではないと考える人は24%だった。29%はこの問題について特に関心を持っていないと回答した。
チャールズ皇太子夫妻へのヘイトは和らいだ
ただ、実務が絡むと違う数字も見えてくる。王室メンバーの働きぶりに関する質問で、「チャールズ皇太子は良い仕事をする」と考える人が48%。「まずまず」が27%。「良くない」という回答は19%にとどまった。
孫のウィリアム王子の方が王に相応しいとしながら、チャールズ皇太子の勤勉ぶりを英国民が認めていると言える。さらに、チャールズ皇太子を好意的に見る人は、2018年から11ポイント増え43%だった。妻のカミラ夫人に対しても、3分の1以上(36%)が好感を抱いているという。
とはいえ、上には上がいる。王室メンバーの好感度は、エリザベス女王(69%)、ウィリアム王子(64%)にキャサリン妃(60%)と、根強い人気を誇るお馴染みの面々が揃う。
この4年間のドタバタ劇で支持急落
上がいるということは下もいる。そう、ヘンリー王子夫妻だ。イプソスの調べによると、ハリー王子を好意的に見る人は30%で、2018年から35ポイントも減少した。妻のメーガンは同16ポイント減のわずか24%。この4年間のあらましを振り返れば、致し方ないだろう。
少し考えただけでも思い当たることが多すぎる。