BTSからデュア・リパまで。グラミー賞を彩った最高のドレスルック
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第64回グラミー賞の授賞式が2022年4月3日、例年のロサンゼルスから会場を移し、ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催された。オープニングで登壇した俳優レヴァー・バートンは、先立って行われた米アカデミー賞でのウィル・スミスのビンタ騒動を引き合いに出し「席に着いたままで、決して手を出さないようにお願いします」と、ジョーク交じりに会場へ呼びかけた。
授賞式のホストは南アフリカ出身のコメディアン、トレバー・ノアが、プレゼンターは米コメディアンのネイト・バルガツェがそれぞれつとめた。全世界が注目する待望の祭典では、レディ・ガガ、ジャスティン・ビーバー、ビリー・アイリッシュ、オリヴィア・ロドリゴ、H.E.R.などによるエキサイティングなパフォーマンスが繰り広げられた。
賞レースはもちろんだが、来場するセレブらの装いチェックもまた一興。アカデミー賞のようなオートクチュールドレスやダイヤモンドのハイジュエリーとは異なり、グラミー賞のスターたちはより大胆に、あるいはより鮮やかなカラーを選ぶことが多い。
ビリー・ポーターのアンドロジナスなヴァレンティノルック、そしてBTS(防弾少年団)のプレイフルなルイ・ヴィトンのスーツからデュア・リパの象徴的なヴェルサーチェのボンデージドレスまで、第64回グラミー賞のベストドレスルックを紹介する。
リル・ナズ・X
レッドカーペットの主役リル・ナズ・Xは、常識を覆すような衣装で(悪い意味で)注目を浴びることはほぼない。今年のグラミー賞で5つの賞にノミネートされた彼は、ホワイトパールが散りばめられた肩パッド入りのバルマンのスーツで、素晴らしいシルエットに仕上げた。このデザインは、2014年にキム・カーダシアンがパリで着た2万ドルのドレスに似ている。
ビリー・ポーター
期待を裏切らないファッションカメレオンのもう一人が、ビリー・ポーターだ。このアメリカ人シンガーは、クリエイティブディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリがデザインしたヴァレンティノの最新のホットピンクコレクションを身にまとって登場した。