南アCPI、12月は前年比+3.0% 追加利下げ観測変わらず
南アフリカ統計局が22日発表した12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.0%の上昇と、11月の2.9%上昇からわずかに加速した。写真は、南アフリカの硬貨。2020年10月、ケープタウンで撮影(2025年 ロイター/Mike Hutchings)
Sfundo Parakozov Tannur Anders
[ヨハネスブルグ 22日 ロイター] - 南アフリカ統計局が22日発表した12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.0%の上昇と、11月の2.9%上昇からわずかに加速した。
主に住宅と食品が上昇に寄与したが、上昇率はロイター調査のエコノミスト予想3.2%を下回った。依然として南アフリカ準備銀行(SARB、中央銀行)の目標値レンジの中間値4.5%を大幅に下回っており、エコノミストは準備銀が30日に25ベーシスポイント(bp)の追加利下げを実施するとの見方を変えていない。
キャピタル・エコノミクスのアフリカ担当エコノミスト、デービッド・オモジョモロ氏は、上昇率が予想を下回ったことと「通貨ランドが最近持ち直していることが相まって、SARBが緩和サイクルを継続できるという当社の見解を支えている」と述べた。
2024年全体の平均インフレ率は4.4%と、過去4年で最も低かった。