最新記事

教育

入試不正やコネ工作も厭わない毒親「芝刈り機ペアレント」、最大の被害者は子どもです

2022年03月30日(水)18時10分
船津徹

毒親予備軍のサインは?

日本においても家庭の経済格差が広がっています。先に紹介したOECDの貧困率データでは。日本は、メキシコとリトアニアに挟まれて、40カ国中「11番目」に高い貧困率でした。近年日本で「毒親」という言葉が流行していますが、貧富の差が拡大することで、受験が加熱し、「毒親予備軍」が増える可能性があります。

日本は小学校受験や中学受験など、世界でも類を見ないほど「受験の若年化」が進んでいます。子どもが自分の意思で受験する年齢であれば問題ありませんが、将来の選択ができない年齢の子どもに「親が」受験を押しつけていると、子どもが自主性を失い、親子関係が悪くなるケースが見られるので注意してください。

自分が毒親化しているかどうかは「子どもの様子」を見ればすぐにわかります。表情が暗い、元気がない、親と話をしたらがない、孤独を好む、反抗がひどい、ネガティブ言葉が多いなど、普段とは異なる様子が見られる場合、少し子どもへの対応を見直す必要があるかもしれません。


<関連記事>
「親ガチャ」は子どもからの警告 原因は育児力格差
子どもの「自主性」を育てる親は、人生の哲学を伝えあとは子どもに任せる


profile_Pic_toru_funatsu.jpg[執筆者]
船津徹
TLC for Kids代表。明治大学経営学部卒業後、金融会社勤務を経て幼児教育の権威、七田眞氏に師事。2001年ハワイにてグローバル人材育成を行なう学習塾TLC for Kidsを開設。2015年カリフォルニア校、2017年上海校開設。これまでに4500名以上のバイリンガル育成に携わる。著書に『世界標準の子育て』(ダイヤモンド社)『世界で活躍する子の英語力の育て方』(大和書房)がある。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

政策調整急がず、現状の金利は適切な水準=FRB副議

ワールド

OPECプラス8カ国、5月から日量41万バレル生産

ワールド

米関税措置で25年の世界貿易1%減、報復の連鎖を懸

ワールド

米関税「根拠ない」、欧州企業は対米投資中止を=仏大
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 3

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 4

    石けんや歯磨き粉に含まれるトリクロサンの危険性──…

  • 5

    赤ちゃんの泣き声を無視できないのは「うるさいから…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 3

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 4

    2つのドラマでも真実に迫れない、「キャンディ・モン…

  • 5

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    「日本のハイジ」を通しスイスという国が受容されて…

  • 3

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 4

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 5

    「なぜ隠さなければならないのか?」...リリー=ロー…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:引きこもるアメリカ

特集:引きこもるアメリカ

2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?