話す力を鍛えるアメリカの学校教育
参考までに、親子のディベートのトピックは次のようなものです。
・携帯電話の学校での使用は許可するべきだ
・生徒の髪型(色)は自由にすべきだ
・生徒は学校に通うことで報酬を得るべきだ
・制服はなくすべきだ
・学校に監視カメラをつけるべきだ
・男子校、女子校はなくすべきだ
・学校の成績に応じてこずかいを決めるべきだ
・いじめはいじめた側が罰せられるべきだ
・生徒も先生の成績をつけるべきだ
・コンピューターは先生の代わりになるか?
・勉強と部活、どっちが大切か?
・お金と夢、どっちが大切か?
・偏差値と人柄、どっちが大切か?
・お金で幸せは買えるか?
スピーチやディベートなど、話す力を訓練するプロセスでは、頭の中に漠然と存在している「思考を言語化する作業」が要求されます。この積み重ねにより自分の価値観や信念が明確化されていき、周囲に流されない確固たる自己=アイデンティティが形成されていくのです。
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[執筆者]
船津徹
TLC for Kids代表。明治大学経営学部卒業後、金融会社勤務を経て幼児教育の権威、七田眞氏に師事。2001年ハワイにてグローバル人材育成を行なう学習塾TLC for Kidsを開設。2015年カリフォルニア校、2017年上海校開設。これまでに4500名以上のバイリンガル育成に携わる。著書に『世界標準の子育て』(ダイヤモンド社)『世界で活躍する子の英語力の育て方』(大和書房)がある。