メイクの世界でも人種差別が問題に どこまでOK? どこからNG?
肌の色で炎上→謝罪文が性差別と大炎上
フォックス・アイは、特定の人種の特徴を強調したことで炎上した例だが、お隣の韓国では多様性を認めないという意味でのコスメ人種差別炎上が起こっている。
11月、アメリカのコスメブランド「エスティ ローダー」は、韓国公式オンラインショップで、ファンデーションセットを購入した顧客に対して「オプションで選択されたシェルカラーマットファンデは東洋人には合わない色なので」というメッセージを付けて別のカラーの商品を配送した。
オンラインで商品注文した女性は、送られたメッセージと商品を写真に撮り、韓国のコスメコミュニティサイトにアップすると、途端に人種差別だと大炎上した。
その2日後、エスティ ローダー・コリアは、公式SNSを通じて今回の一連の事態についての謝罪文を掲載したが、その謝罪文に「すべての女性の......」という一文があり、今度はその部分が炎上する騒ぎとなっている。
SNSのコメント欄には、「今度は性差別か?」「多様性の時代にわざわざ性を分けるべきではない。」「男性もメイクをする時代にわざわざ性別を書くのは時代錯誤だ」という批判の声が多く寄せられている。
人種差別には人それぞれの意見がある。どこまでが差別になるのか。あこがれて真似することは差別になるのか。また、「マイクロアグレッション」と呼ばれる無自覚での差別も多く存在する。
自分と異なった意見を目にしたとき、すぐに拒否反応を示すのではなく、なぜそういう意見が出たのか知ることから始めるのが大事なのではないだろうか。まずは、何事も「知る」ことからはじまる。そして、自分の意見を確立し、意見を交換することによって差別が少しでも減る足掛かりになるはずである。