最新記事

トラベル

むしろ足止め歓迎! 世界の風変わり空港9選

Joyful Airports

2020年02月10日(月)16時10分
キャスリーン・レリハン

05 サラエボ国際空港 サラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

NW_AMP_04.jpg

ボスニア紛争中の1993年、首都サラエボが1425日間にわたって包囲されていた最中に掘られたトンネルがすぐ近くにある。人道援助物資や食料を運び込むために造られたものだが、現在は博物館として一般公開されており、空港に入る前に見学できる。


06 テンジン・ヒラリー空港 ルクラ(ネパール)

NW_AMP_02.jpg

離着陸の難しさから「世界で最も危険」と悪名高いこの空港は、標高約2800メートルの高地にあり、エべレスト登山の玄関口。 短い滑走路の先には高さ600メートルの崖が待ち受け、変わりやすい山の天候も相まって、得も言われぬスリルを味わえる。


07 チャンギ国際空港 シンガポール

NW_AMP_05.jpg

世界屈指のハブ空港に、鋼鉄フレームとガラスパネルに覆われた巨大な商業施設がオープン。目玉は屋内森林へと降り注ぐ40メートルの人工滝だ。ほかにも屋上プールや24時間営業の映画館、チョウの庭園などもあり、2019年の空港ランキングでトップに。


08 関西国際空港 大阪湾(日本)

NW_AMP_03.jpg

混雑解消のため、陸から離れた海上に建設された完全な人工島。その巨大さは宇宙から観測できるほど。かつて建築技術の粋と 称賛されたが、今は地盤沈下が続いている。18年に台風の直撃を受けて利用客が空港に取り残されたことも記憶に新しい。


09 氷の滑走路 マクマード入り江(南極)

NW_AMP_06.jpg

大半の旅行者は船で南極を訪れるが、米政府の組織「アメリカ合衆国南極プログラム」は、1年のうちの限られた期間だけこの滑走路を利用して空路で南極入りする。南半球で夏が始まる12月初旬には海氷が解け始め、閉鎖される。


20200218issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年2月18日号(2月12日発売)は「新型肺炎:どこまで広がるのか」特集。「起きるべくして起きた」被害拡大を防ぐための「処方箋」は? 悲劇を繰り返す中国共産党、厳戒態勢下にある北京の現状、漢方・ワクチンという「対策」......総力レポート。

[2020年2月 4日号掲載]

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、情報漏洩巡り安保チーム擁護 補佐官「私

ビジネス

米、輸出制限リストに中国などの80団体追加 「技術

ワールド

豪CPI、2月前年比+2.4%に鈍化 5月利下げ観

ワールド

ブラジル経済閣僚、今年後半に利下げに転換する可能性
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 3

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 4

    「なぜ隠さなければならないのか?」...リリー=ロー…

  • 5

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    「なぜ隠さなければならないのか?」...リリー=ロー…

  • 3

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 4

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 5

    「ポリコレ」ディズニーに猛反発...保守派が制作する…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    レザーパンツで「女性特有の感染症リスク」が増加...…

  • 3

    「日本のハイジ」を通しスイスという国が受容されて…

  • 4

    「指を入れるのが好きじゃない」...フランス発ベスト…

  • 5

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs

特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs

2025年4月 1日号(3/25発売)

トランプの「逆風」をはね返す企業の努力が地球を救う