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自己主張を守るという名の放任子育てが増殖中! 子どもの自己主張と自我主張の見極めと対処法

2019年12月10日(火)17時10分
船津徹

最後に、しつけを伝えるのは子どもの心にゆとりがあるタイミングを見計らってやってください。かんしゃくを起こしているとき、不機嫌なとき、精神が興奮しているときはしつけを受け入れる余裕がありません。

泣き叫んでいるときは、やさしく抱きしめて気持を落ち着かせます。そして「◯◯ちゃんはこのおもちゃで遊びたいのね」と子どもの自己主張を受け入れます。子どもは受け入れてもらえると安心しますから、そのタイミングでしつけを伝えてください。そして子どもが「うん。わかった」と言ったら、抱きしめて「大好きな◯◯ちゃんが分かってくれて、ママ嬉しい、ありがとう」と伝えます。

子どもの心の飢えを満たすことができるのは、どんな高価なモノよりも、母親から抱きしめられ、愛され、受け入れられることです。子どもにとって母親の愛情に勝るモノなどこの世に存在しないのです。

【参考記事】「ダメ、ダメ」言い過ぎる母親を生む日本社会で、自己肯定感の低い子にしない最高の方法
【参考記事】「アイデンティティ」を前に手が止まる日本人 自分が何者かを知るための第一歩とは?


profile_Pic_toru_funatsu.jpg[執筆者]
船津徹
TLC for Kids代表。明治大学経営学部卒業後、金融会社勤務を経て幼児教育の権威、七田眞氏に師事。2001年ハワイにてグローバル人材育成を行なう学習塾TLC for Kidsを開設。2015年カリフォルニア校、2017年上海校開設。これまでに4500名以上のバイリンガル育成に携わる。著書に『世界標準の子育て』(ダイヤモンド社)『世界で活躍する子の英語力の育て方』(大和書房)がある。


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