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ヘルス世にも奇妙なセックストレンド「ピーガズム(おしっこ我慢)」の危険性
健康な人であっても、この奇妙な行為は避けるべき PeopleImages-iStock
<開放感と刺激の快感にはまる女性は一定数存在すると、各紙は推定。わざと極限まで排尿を我慢している心当たりのある人は要注意!>
「ピーガズム」をご存知だろうか。
英ザ ・サン紙やニュージーランド・ヘラルド紙などによると、実はこれ、新たなセックストレンドの1つという。日本では馴染みのない言葉だが、意味するところはずばり「おしっこ我慢」。オーガズムとピー(Pee:おしっこの意)をもじってピーガズム。両紙ともに、奇妙なトレンドだと指摘している。
英デイリーメールの説明では、一部の女性は尿意を催しても極限まで我慢し、限界に達したところで排尿する。これと同時にオーガズムを得ているというのだ。
先ごろ、この「奇妙で新たなセックストレンド」に医師が健康上の危険性を指摘したほどで、排尿の開放感と刺激の快感にはまる女性は一定数存在すると、各紙は推定する。
震えるようなオーガズムは危険と隣り合わせ
ある男性はソーシャルニュースサイトのRedditで女性に向けこう書き込んだ。「尿意を耐え忍んだうえで排泄すると、背中から頭まで震えるようなオーガズムに達することはあるのか?」
すると多くの女性がこれに反応を示した。「自分だけじゃなかったのね」や、「イエス! 衝撃のあるマッサージみたいな感じ。夜中に尿意で目を覚ましておしっこするようなね」と、ピーガズムの存在を認める人もいれば、「確かにちょっとそんな気にもなるけど、オーガズムではないし気持ち良くもない」など、快感とはほど遠く、むしろ不快だとする声も。余談だが、「俺は彼女に1日中おしっこを我慢させて、夜に自分の前でさせる」というキワモノの男性も出現した。
これ以上の紹介は自粛するが、健康的なセックスを前提にそれぞれの性的嗜好の自由は前提としても、ピーガズムには危険が潜んでいる。尿路感染症(UTI)を引き起こす可能性があると医師が警告を発したのだ。
性や出産に関する著書を多く持つキャロル・クーパー医師は、通常以上に排尿を我慢し続けることが原因で、感染症になりかねないと話す(英ザ・サン紙)。腎臓の損傷を引き起こす可能性もある。そもそも、女性は男性よりも尿道が短く膀胱炎になりやすい。たとえ健康な人であっても、この奇妙な行為は避けるべき、と呼びかけた。
女性にとって気持ち良くて、リスクの低い方法はもっと他にたくさんあるはずなのだから。