息がぴったり、ISISと米共和党
2015年5月18日(月)14時18分
1.これはイスラム教徒と非イスラム教徒の戦いだ 30万人の兵しか持たないISISは、世界戦争どころか地域戦争も戦えない。だからこそ、人々の宗教的対立を煽ってより広い支持を集めようとしている。バグダディにとっては、共和党がイスラムを敵と触れ回ってくれるのは願ったりかなったりだ。
2.共存は不可能 イスラム教は欧米の価値観と共存できるのか。多くの保守派の活動家や政治家はできない、と言う。この信念もバグダディにとって好都合。彼は二者択一を求める。「ユダヤ教徒やキリスト教徒はあなたが改宗しない限りあたなを受け入れない。あなたが自らの宗教に背を向けるまで、戦いを挑み続けるだろう」
3.イスラムは戦争の宗教だ 共和党の大統領選有力候補ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事はイスラム世界の「一部」は「平和の宗教ではない」と言う。バグダディも同じ意見だ。「イスラムが平和の宗教だったことはいまだかつてない。イスラムは戦争の宗教だ。預言者はアラーのみが神となる日まで戦争することを命じられた。彼は一日たりとも戦争に飽きることはなかった」
© 2015, Slate
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