アメリカのビーチは糞まみれ
2010年7月29日(木)17時40分
水質検査の結果、7%のビーチで健康基準に違反する高濃度のバクテリアが検出されており、07年、08年から改善されていない。最も汚染がひどいのは五大湖沿岸で、13%のビーチで基準値を上回っていた。
最も汚染が軽かったのは、アメリカ南西部と、デラウェア州、メリーランド州、バージニア州にまたがるデルマーバ半島だが、州によって水質はかなり違う。
財政難で水質検査の頻度が減った
汚染がひどいビーチの割合が特に高かったのは、25%のビーチでバクテリア濃度が許容レベルを超えていたルイジアナ州、20%のロード・アイランド州、16%のイリノイ州だ。逆に汚染ビーチの割合が低いのは、バクテリア濃度が許容範囲を超えたビーチが1%しかないニューハンプシャー州、2%のデラウェア州、同じく2%のオレゴン州だ。
最後にいいニュースを一つ。09年には、ビーチが閉鎖されたり、勧告が出された延べ日数が8%減った。
ただし、悪いニュースもある。ビーチ閉鎖と勧告の日数が減った大きな要因は、予算削減によって南カリフォルニアのビーチの水質検査の頻度が減ったからだ。
知らぬが仏とは、このことかも。
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