韓国の空に開いた巨大な穴は不吉の予兆?
突然空の雲に巨大な穴が空いた理由は……? YTN / YouTube
<世界各地で地震や大雨などの災害が続発するなか、現れた不思議な雲は......>
天高く馬肥ゆる秋。そんな秋晴れの青空が広がる韓国東北部の江原道春川(カンウォンド・チュンチョン)で、9月12日、空の真ん中に巨大な円形の穴が開いた奇妙な形の雲が現れて、SNSなどで話題を集めた。中央日報、YTNなど韓国メディアが報じた。
地震や不吉な出来事の前触れ?
世界各地で地震や洪水などの災害、異常気象が報じられるなか、この不思議な現象も何かしら災害の予兆なのではないか? そう考えてもおかしくない不思議なできごとに、市民たちは足を止め、スマホで撮影した。
ネットの掲示板やSNSにはこの雲を撮影した写真が相次いで掲載されたが、ネットユーザーたちは「リアルタイムの春川の空です。合成ではない」「知人が不思議な雲を撮って送ってくれた」などの反応を示した。
こうしたネットでの反応に対応したのが江原気象庁。13日になって今回の現象について「前日午前11時ごろ、春川地域の上空には空に穴が空いたような形の雲が形成された。これは『穴あき雲(hole punch cloud、fallstreak holeとも)』と呼ばれる現象で、薄い雲の層の間に氷の結晶が形成され、その重さに耐え切れず下降しながら周りの水蒸気を吸収し、まるで空に穴が空いたように現れる」と説明。
また「『穴あき雲』は珍しいものだが、継続して現れる現象だ。3年前、慶尚北道永川(キョンサンブクトヨンチョン)でも確認されており、非常に珍しい現象ではない」として、災害や異常気象などとの関連を一蹴した。