最新記事

リモートワークの理想と現実

仕事をする時間、孤独感の解消、仕事用スペース...在宅勤務5つのアドバイス

ADVICE FOR FIRST-TIME WORK-AT-HOMERS

2020年5月15日(金)16時15分
ケリー・アン・レンズリ(ジャーナリスト)

Newsweek Japan

<新型コロナウイルス対策でリモートワークへの切り替えが増加中だ。自宅で快適に働くコツを専門家に聞いた。本誌「リモートワークの理想と現実」特集より>

仕事をする時間はこれまでと変えない

仕事時間を設定するのは有効だ。仕事用の机やパソコン、ファイルがいつでも手の届く場所にある場合はなおさら。
20200519issue_cover200.jpg
コンサルティング会社ワークプレース・インテリジェンスのダン・ショーベルによれば、「リモートワークをめぐる最大の不安の1つは、仕事は長く大変になるのに残業代はもらえず、プライベートの時間にも悪影響が出ること」だという。

「会社に行く場合の勤務時間をそのままにすることが望ましい。普段午前9時から午後5時まで働くなら、家でも午後5時には仕事を終えて、残りは翌日に回そう」

自分に合った仕事用スペースを

ソファで済ませるのはNG。

静かで自然光が差し込む場所で快適なデスクチェアに座って仕事がしたい人もいれば、逆に静か過ぎない所で立って仕事がしたい人もいるだろう。この機会に自分の理想の仕事スペースを作る工夫をして。

パートナーや子供、ルームメイトと同居しているなら、誰がどのスペースを使うか、仕事中いつなら話し掛けていいか、音や声はどの程度ならOKか、どのくらいプライバシーが必要かを決めておく。

「そうすれば誤解も後悔も少なくて済むはずだ」と国際コーチ連盟(ICF)会長のデイブ・ワンドラは言う。

孤独感の解消にウェブカメラが有効

「リモートワークの最大の問題は、会社にいるときと違って人とのつながりがないため、孤立感や孤独感を覚えること」だとショーベルは言う。

電子メールや電話の代わりにウェブカメラを利用して、オフィスにいるときのように同僚の顔が見えるようにしては?

人事分野の調査顧問会社フューチャー・ワークプレースの創設パートナー、ジーン・マイスターによると、画面の上から3分の1くらいが自分の目の位置になるようにカメラをセットすれば、あなたの顔全体が相手に見えるという。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

米国務長官、4月2─4日にブリュッセル訪問 NAT

ワールド

トランプ氏「フーシ派攻撃継続」、航行の脅威でなくな

ワールド

日中韓、米関税への共同対応で合意 中国国営メディア

ワールド

米を不公平に扱った国、関税を予期すべき=ホワイトハ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 2
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者が警鐘【最新研究】
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 5
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 6
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 7
    3500年前の粘土板の「くさび形文字」を解読...「意外…
  • 8
    メーガン妃のパスタ料理が賛否両論...「イタリアのお…
  • 9
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 10
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 1
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き詰った「時代遅れ企業」の行く末は?【アニメで解説】
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    【独占】テスラ株急落で大口投資家が本誌に激白「取…
  • 5
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 6
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 7
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 8
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 9
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 10
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中