音楽、働き方、マグロ......ブロックチェーンが変える6つのこと
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ギグエコノミーの働き方改革
香港を拠点とする仮想通貨取引所ゲートコインは、プログラマーの短期、あるいは単発の仕事向けの求人サイトを計画している。スマートコントラクトで雇用契約を結び、報酬は仮想通貨で支払われる。
「仕事を提供する人と求めている人を結び付けるという意味で、働き方の可能性が大きく広がる」と、コンセンシス・ラボのマネジングパートナー、ロン・ギャレットは言う。「9時から5時までオフィスで働くスタイルを選ばない人が増えている。旅をしながらでも働ける仕組みが求められている」
供給チェーンの追跡
IBMやコンセンシスは、原材料の供給業者から製造業者、完成した製品の出荷までをいつでも追跡できるサービスを提供している。未配達などの問い合わせも迅速に処理できる。
生産者証明も迅速に
ブロックチェーン技術を使えば、原産地や生産者の証明も簡単になる。IBMとスタートアップのエバーレッジャーは、紛争地で不法に取引される「ブラッド・ダイヤモンド」かどうかを、国連のルールに従って迅速に判断できるシステムを開発している。コンセンシスは世界自然保護基金(WWF)と共に、違法漁業と人権侵害の撲滅を目指し、太平洋で漁獲されるマグロの監視に取り組んでいる。
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<2018年12月4日号掲載>
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