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トヨタの米新会社TRI、各界の人材集め人工知能開発へ技術チーム結成

シリコンバレーに設立した新会社に政治、ハイテク、AIなど幅広い分野の逸材を集めるトヨタの狙いは?

2016年1月6日(水)11時31分

1月5日、トヨタが米国に設立した新会社トヨタ・リサーチ・インスティテュートは、人工知能やロボット技術の研究開発に向け、科学者や技術者で構成するチームを結成したと明らかにした。カリフォルニア州セアリトスで昨年12月撮影(2016年 ロイター/MARIO ANZUONI)

 トヨタ自動車<7203.T>が米カリフォルニア州シリコンバレーに設立した新会社トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)は、人工知能やロボット技術の研究開発に向け、科学者や技術者で構成するチームを結成したことを明らかにした。

 トヨタは昨年11月、自動運転車など人工知能技術の開発を手掛けるTRIを今月設立すると発表していた。5年間で約10億ドルを投資する計画。

 TRIは諮問委員会の委員長にジョン・ルース前駐日米国大使を起用。副委員長には自動掃除機「ルンバ」で知られる米アイロボット創設者で、マサチューセッツ工科大(MIT)コンピュータ科学・人工知能研究所の所長も務めていたロドニー・ブルックス氏を指名した。

 最高執行責任者(COO)には、米国防総省国防高等研究計画局の元プログラムマネジャー、エリック・クロトコフ氏が就く。

 TRIは数年かけて段階的に社員数を増やし、200人規模にする予定。。

  

[5日 ロイター]


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