最新記事
身だしなみ

「清潔と清潔感は違う...」 変えるだけで営業成績がぐんぐん上がる!?言葉より信頼される身体の部位とは

2025年3月11日(火)15時23分
丸山 ゆ利絵 (日本初のプレゼンス・コンサルタント)*PRESIDENT Onlineからの転載

人を魅了するのは「容姿」だけではない

魅力的な人は短時間で人を魅了し、信頼を獲得するものです。

「人の魅力」とは何でしょうか。最初は、容姿を想像するかもしれませんが、それだけではありません。

ビジネスパーソンが持つべき魅力は、他人から好かれ、信頼までスムーズな、人を惹きつける力です。これについては「対人魅力」という研究分野に多くのヒントがあります。対人魅力とは、人が他人に対して本質的に感じる魅力のことです。

対人魅力があれば、性差や損得で区別されず、人から無条件にポジティブな印象を持たれることで、その後の信頼関係を築くために大きく貢献します。

対人魅力は社会心理学の研究分野の一部で、とくに面白いのは「進化心理学的な観点」です。これは、人間の本能によって、他人の見た目や行動からその人が持つ健康な遺伝子や安全性を感じ取り、このことが生物としての私たちに強くアピールするという考え方です。

本能は「相手の姿勢、表情、視線」で判断している

容姿は一種の魅力になりますが、実際には容貌がいいだけでは信頼まで結びつきません。その人が健全で健康、安全であることが相手にわかる必要があるのです。

それがわかるのは、その人の身体の様子がかなり重要で、身体の様子がわかるのは、姿勢や表情、視線などのあり方なのです。

これらは、非言語コミュニケーションの研究でも、社会的なやりとりにおいて重要な役割を果たすことがわかっています。私たちの本能的な部分がそのような要素から人を読み解き、判断するのです。

人を惹きつけるのは、健康そうに見える姿勢や豊かな表情、健全な視線です。もちろん、清潔そうな様子も人間の本能にとっては健康や安全のバロメータ。これらは印象形成に重大な影響を与える要素だと理解しておいてください。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米CPI、2月前年比+2.8%・前月比+0.2% 

ビジネス

ポルシェ、関税で値上げも コスト削減へ

ビジネス

車載電池ノースボルト、スウェーデンでも破産申請 欧

ワールド

トランプ氏の書簡、近くイランに到着=外相
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
2025年3月18日号(3/11発売)

3Dマッピング、レーダー探査......新しい技術が人類の深部を見せてくれる時代が来た

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦している市場」とは
  • 2
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は中国、2位はメキシコ、意外な3位は?
  • 3
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「腸の不調」の原因とは?
  • 4
    うなり声をあげ、牙をむいて威嚇する犬...その「相手…
  • 5
    スイスで「駅弁」が完売! 欧州で日常になった日本食、…
  • 6
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 7
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 8
    トランプ=マスク独裁は許さない── 米政界左派の重鎮…
  • 9
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアで…
  • 10
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題…
  • 1
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやステータスではなく「負債」?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦している市場」とは
  • 4
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 5
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題…
  • 6
    うなり声をあげ、牙をむいて威嚇する犬...その「相手…
  • 7
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 8
    「コメが消えた」の大間違い...「買い占め」ではない…
  • 9
    「これがロシア人への復讐だ...」ウクライナ軍がHIMA…
  • 10
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 9
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中