「オメガ3脂肪酸」と「葉物野菜」で腸内環境を改善...「超加工食品」と皮膚疾患に関する【最新研究】
Nutritionist Tackled Common Skin Condition With Diet Change
「超加工食品」の正確な定義に関しては専門家の間では意見が分かれているが、最も一般的な定義は、家庭料理では使用できないような成分や方法を使用して製造された食品とされる。これには、膨張剤、増粘剤(ぞうねんざい)、乳化剤、化学添加物、防腐剤などが含まれる。
包装スナック、砂糖入り飲料、ファストフード、加工済みの食事などは、精製された糖分、不健康な脂肪、人工添加物が豊富に含まれているため、血糖値を上昇させ、腸の健康にダメージを与え、体内の炎症レベルを上昇させるなど、乾癬にとって大きな懸念があるとハミルトン氏は述べる。
したがって超加工食品を減らし、抗炎症効果のある栄養豊富な食事を優先することで、かなりの改善が見られる可能性があるという。
鮭やサバのような「オメガ3脂肪酸」が豊富に含まれる魚、ナッツや種子。そしてベリー、ブロッコリー、カリフラワーなど、色の鮮やかな果物や葉物野菜に含まれる抗酸化物質の摂取することを推奨する。
さらに、ギリシャヨーグルト、骨スープ(ボーンブロス)、煮リンゴなどの「腸をサポートする食品」も重要で、これらが免疫システムを支え、腸と血流の間のバリアを保護する役割を果たすと説明する。
「私の患者の多くは、オメガ3脂肪酸や抗酸化物質が豊富な食品を中心とした食事にし、消化器官の健康を改善することで、乾癬の再発が減り、目に見える形で肌の改善が見られました」とハミルトン氏は述べる。
【参考文献】
Penso, L., Touvier, M., Srour, B., Ezzedine, K., Sbidian, E. (2024). Ultraprocessed Food Intake and Psoriasis, JAMA Dermatology.
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