良い大学を出て立派な職業に就いても「幸せとは限らない」...10代に伝えたい令和を生きる道しるべ
良い大学に入れば幸せになれる、立派な職業に就けば幸せになれる、お金持ちになったら幸せになれる、有名になったら幸せになれる、そう思い込んで生きてきました。
一方で、世の中を見渡すと、これらの要素が必ずしも幸せをもたらすものではないことが、わかるはずです。良い大学に入っても不幸な人もいます。
世間で立派と言われるような職業に就いても、お金持ちになっても、犯罪やスキャンダルに手を染めて、不幸になる人もいます。
あるいは、かわいい彼女ができたら幸せになれる、きれいな奥さんと結婚したら幸せになれる、子どもが生まれたら幸せになれる、そう思い込んでいた時期もありました。
しかし、これらの要素も、必ずしも幸せをもたらすものとは限りません。
恋人がいても不幸な人はいるし、きれいな奥さんやかっこいい旦那さんと結婚しても、家庭を壊して不幸のどん底に落ちる人がいます。子どもが生まれても、独身時代と比べて自由がなくなったことなどで不幸を感じる人もいます。
では、一見幸せをもたらしてくれそうなこれらの要素を持っていても、なぜ不幸に感じてしまう人が出てくるのでしょうか。
【人はどれだけ幸せでも"慣れて"しまう】
その理由は、人は慣れる生き物だからです。いわゆる良い大学に受かって、その当初はとてもうれしい状態だとしても、通っているうちにそれが当たり前になって、気づいたらその状態に慣れてきます。
立派な職業に就いても、最初のうちはその喜びにひたっていますが、気づいたらその状態に慣れて、当たり前になってしまいます。
すてきな恋人ができてもそうです。気づいたらその状態に慣れて、当初はありがたかったその存在が当たり前の状態になってくる。