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結婚仲介業は面白い仕事だと語るケレハーアンドルーズ AMBER KELLEHER-ANDREWS
<アメリカにおけるお見合いビジネスの先駆者が語る「向き合い方に問題のある人」の傾向>
私の母ジル・ケレハーは、1980年代に結婚仲介ビジネスを立ち上げた。アメリカにおけるお見合いビジネスの先駆者と言っていい。
まだ出会い系アプリはおろかコンピューターも普及していなかった時代。お見合い結婚はアメリカでは珍しく、クライアント一人一人にぴったりの相手を見つけて縁結びするのは本当に大変だった。だがうまくいくと本当に感謝される素晴らしい仕事だった。
私が母の仕事を手伝うようになったのは1996年。エンターテインメント業界で働いていたのだが、もっと有意義な仕事をしたいと思って、母のサンフランシスコのオフィスで電話番を始めたのだ。
その後、わが社は全米、そして国外に事業展開。今では著名人や政治家やスポーツ選手、企業の重役や富豪といったセレブに特化した結婚仲介業を行っている。ただしクライアントとしてお世話するのは、結婚を前提とした長期的な関係を本気で求めている人だけ。一夜限りの相手を探すのも、社交スケジュールを埋めるお手伝いもお断りだ。
クライアントが置かれた状況や結婚相手に求めるものは千差万別。だからこそ、この仕事は面白い。富豪一族の出身だけれど探しているのはあくまでも深い絆を結べる相手という人もいれば、自分にもクリエーティブな側面があるからとアーティストとの交際を求める人もいる。精神的に、知的に結び付くことができる相手が欲しいという人もいる。
思わぬ展開もまた、この仕事の面白さだ。テレビで活躍している有名な女優が私の携帯電話にいきなり電話をかけてきたことがあった。離婚が成立したら結婚仲介サービスの利用を考えているという。数カ月間、私と彼女はいろいろと話し合い、さて正式に登録する前の週になって、彼女は元夫に再びチャンスを与える決断をした。
結局、2人は再婚した。夫婦関係や自分の役割について私と話し合ったことで多くを学んだと彼女は言ってくれた。