最新記事

カルチャー

ドラマか、ノンフィクションか 俳優・光石研が古着を求めて奔走するPenオリジナル作品がYouTubeからBSへ!

2020年7月10日(金)18時25分
グラフィック:カイセタカシ 文:Pen編集部 ※Pen Onlineより転載

このドラマの登場人物は、毎回変わるゲストと光石以外は、全員演技経験のない一般人。台本では表現することのできない、リアリティのある掛け合いが楽しめる。

pen20200710tokyofurugi-5.jpg

東ヨシアキ●1995年、熊本県生まれ。福岡で俳優、モデルとしてキャリアを積む。ユニリーバ AXEのCM「香りは第0印象」篇 出演中。FBS開局50周年スペシャルドラマ『天国からのラブソング』にて主人公の兄役を演じて話題を集める。光石とは役者同志、先輩後輩という間柄。二人が繰り広げる博多弁トークはドラマの見せ場のひとつ。

pen20200710tokyofurugi-6.jpg

る鹿(ルカ)●1992年、中国・四川省生まれ。国内外の雑誌や広告を中心に、幅広く活躍する来日5年目の人気ファッションモデル。第3話「アメカジ、渋カジ、からのイタカジ?」にも出演し、トレードマークは前髪を揃えたボブカット。彼女が話す突然の中国語に、今回も光石は翻弄されることに。

「みなさん演技経験がないとはいえ、カメラの前でもものすごく自然に接してくれるんですよね。2テイク、3テイク撮っても、全然気張らずに平然としていて、それが見ていてすごく面白いんです。結局芝居って、やろうと思えば誰にでもできちゃうんだなって(笑)。ある意味勉強になりました」と光石。

このドラマの中では、その境界線もきわめて曖昧だ。実在する店舗の実在する人物たちと、光石が繰り広げる等身大のストーリーには、誰しもが違和感なく没入できるはずだ。

「どこまでが光石研なのか? どこまでが登場人物なのか? 視聴者の方にはそれがわからないと思うし、その"グレーな部分"も面白いと思うので、ぜひともご覧ください」と、特別編の撮影直後に語る光石。

果たしてドラマなのか? ノンフィクションなのか? はたまたバラエティなのか? 今作もその狭間を行き来し、古着を通した男の葛藤を描くユーモラスなストーリーは必見だ。

pen20200710tokyofurugi-7.jpg

関将典●1994年、茨城県生まれ。大学入学をきっかけに上京しベースを手にする。サポート・ベーシストとしての活動などを経て、SNSを通じて出会ったメンバーと「Kroi」を結成。サマーソニック2019への出演など、バンドシーンで秘かに注目を集めている。2020年5月に最新EP「hub」をリリース。ステージ衣装も古着という筋金入りのヴィンテージ好き。ドラマの中では「古着の達人」として登場する。kroi.net

MOODMANが音楽監督を務める、オリジナルの劇伴にも注目!

個性あふれる出演者とともに注目したいのが、『東京古着日和』オリジナルの劇伴だ。オープニングでは、買い物に出かける"ワクワク感"を描き出す印象的な口笛の曲、劇中では光石研が買い物の最中に抱く"高揚感"や"悩み"、"お宝探し感"などの感情が、ユーモラスな音で表現されている。手がけるのは第1話から音楽監督を務めるMOODMANと、ミュージシャンのmantaschoolだ。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

ウクライナ戦争「世界的な紛争」に、ロシア反撃の用意

ワールド

トランプ氏メディア企業、暗号資産決済サービス開発を

ワールド

レバノン東部で47人死亡、停戦交渉中もイスラエル軍

ビジネス

FRB、一段の利下げ必要 ペースは緩やかに=シカゴ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対する中国人と日本人の反応が違う
  • 2
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱が抜け落ちたサービスの行く末は?
  • 3
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 4
    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…
  • 5
    NewJeans生みの親ミン・ヒジン、インスタフォローをす…
  • 6
    元幼稚園教諭の女性兵士がロシアの巡航ミサイル「Kh-…
  • 7
    ウクライナ軍、ロシア領内の兵器庫攻撃に「ATACMSを…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    若者を追い込む少子化社会、日本・韓国で強まる閉塞感
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 3
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り捨てる」しかない理由
  • 4
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    アインシュタイン理論にズレ? 宇宙膨張が示す新たな…
  • 7
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 8
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 9
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…
  • 10
    中国富裕層の日本移住が増える訳......日本の医療制…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 4
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 7
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 8
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 9
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 10
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中