いま、個人投資家の8割超が「儲かっている」 550人に損益額、日経平均・日本株の展望を聞いた
約3割が「日経平均はもう上がらない」
現在大きく上昇している日経平均株価について、今年中にいくらまで上がると思うかについても聞いてみました。
その結果、「もう上がらない」と回答した人が最く、全体の28.0%でした(154人)。一方で、35,000円以上と回答した人は合計で48.7%(268人)、さらに、40,000円以上まで上がると答えた人もあわせて12.4%(68人)いました。[下図]
なお、この調査を行った6月12日の日経平均株価の終値は32,434円で、その後、33,000円を突破しました。
2023年の日本株は「上昇する」が約4割
最後に、2023年の日本株に対する展望を聞きました。
「上昇する」「大きく上昇する」と回答したのは39.5%(217人)だったのに対して、「下落する」「大きく下落する」と回答した人は20.5%(113人)。[下図]
昨年12月の調査でも、同じく「2023年の日本株」の展望について聞いていますが、その際の回答と比較すると、「上昇する」と答えた人が17.1%→35.8%と18.7ポイントも増えて大きく伸びました。[下表]
「リスク管理」と「ストレス管理」
日経平均株価が33年ぶりの高値を更新したこともあり、個人投資家の間では株価上昇へのさらなる期待が高まっていることが、今回の調査からよくわかりました。含み益は増え、株式投資に対するストレスは低下し、直近の株式市場は個人投資家にとって好ましい環境だったようです。
ただし、そういった中でも今後の反落に対する不安などでストレスを感じている人も一定数いることが見えてきました。
株式投資にあたって重要なのは、自分にとって適切なリスクで投資に取り組めているか、という点です。適切なリスク管理を行うことで不安やストレスは大きく軽減され、冷静な判断ができるようになればパフォーマンスも上昇します。
ひとりでも多くの個人投資家が、株式投資に対する適切なリスク管理によって望む成果を手にできるよう、株の学校ドットコムでは引き続き、その重要性を啓蒙してまいります。
(参考記事)勝率8割でも優勝できない 株の世界で重要なのは勝ち点ではなく得失点差
[執筆者]
株の学校ドットコム
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