「私たちが客に恋すると思うわけ?」元ストリッパーが見たアカデミー賞期待作『アノーラ』のリアル
A Sex Worker’s Take on “Anora”
職業人としての誇り
同情を買おうなどとは、監督のベイカー(Sean Baker)も考えなかったのだろう。冒頭のシーンで、アニーは高級ストリップクラブにたむろする男たちの波をかき分けて上客をゲットする。
すごいテクニックだ。こびているように見せつつ、実は抜け目なく主導権を握っている。そんなアニーの姿に、観客はまず圧倒される。
ベイカーは過去にもセックスワーカーの映画を撮っている。『チワワは見ていた ポルノ女優と未亡人の秘密(Starlet)』『タンジェリン(Tangerine)』『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(The Florida Project)』『レッド・ロケット(Red Rocket)』などで、いずれもセックスワーカーやその周辺の人々が主役だ。
カンヌの記者会見で、その理由を問われたベイカーはこう答えた。自分の作品に何らかの意図があるとすれば、それは「人間の生きざまを描き、この職業に着せられた汚名をそそぐこと」だと。
この監督は、私たちセックスワーカーの主張の少なくとも一部を代弁してくれている。カンヌでの会見では、セックスワークを犯罪視するのはおかしいとも言った。「自分の肉体をどう使って稼ぐかは、働く人が自分で決めればいいことで、いかなる規制も必要ない」
実際、『アノーラ』には私たちセックスワーカーの主張が盛り込まれている。例えばクラブの場面で、マネジャーから客を取れと言われたアニーは、自分は医療保険も年金もつけてもらっていない個人事業主だから、あんたに指図される筋合いはない、と言ってのける。
さりげなくてコミカルだけれど、私たちセックスワーカーの労働者としての権利が表明されている。
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