「映画づくりもアルゴリズムの言いなりに...」アカデミー賞期待の話題作『ブルータリスト』が広げた独立映画の可能性
You Have to Be Inventive
──全部で7年間かかったプロジェクトなのに、実際の撮影は34日くらいだったとか?
33日間だ。
──それはすごい。エンターテインメント情報サイトのデッドラインによれば、製作費は600万ドルだったそうだが。
1000万ドルだ。
──製作費について、あと数千万ドルとは言わないが100万〜200万ドルは余計に欲しかったと語っていた。何に使いたかったのか。
主にスタッフの賃金だ。あと1週間とかそこら、音声のミキシングに使える時間が欲しかった。不眠不休でやるのではなくてね。最後の日、ミキシング担当者と私は朝8時に始めて翌朝5時に帰宅したんだ。
映画作りはマラソンみたいなもの。正直、過去3作の映画でやったような働き方をもう一度やれるとは思わない。この3年、祝日なしに週7日働いてもうくたくただ。次の映画では、時にはぐっすり眠りたいし、時には週末に休みを取りたい。
THE BRUTALIST
『ブルータリスト』
監督/ブラディ・コーベット
主演/エイドリアン・ブロディ、フェリシティ・ジョーンズ
日本公開は2月21日

アマゾンに飛びます
2025年2月25日号(2月18日発売)は「ウクライナが停戦する日」特集。プーチンとゼレンスキーがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争は本当に終わるのか
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら