「ドジャースの歴史に不可欠...」最強チームが佐々木朗希にほれ込んだ「納得の理由」とは?
“My Journey Is Just About to Begin”
佐々木がロサンゼルスで入団会見を行った1月22日は、くしくもイチローがアメリカの野球殿堂入りを果たした翌日だった。
自身が成績を残したことで、松井秀喜や大谷ら、日本人選手がMLBで活躍する道が開かれたと思うかとの質問に対し、イチローは「それは人が判断すること」と謙虚に答えていた。
7月に行われる殿堂入りの表彰式典を前に、イチローも後輩3人のドジャースでのこれからの活躍ぶりに注目しているに違いない。
「朗希は、選手としてはまだ完成されていない」。佐々木の交渉期限が近づくなか、代理人のウルフは記者団の前でそう話した。
「本人も球団側もそれは承知している。彼は非常に才能がある。だが彼が目指しているのは偉大な選手だ。渡米の目的は、リッチになりたい、巨額の契約金を手にしたいということではない。彼は大投手になることを目指している。私には伝わっている。彼も自分の考えを言葉にしてきた」
「そうした存在になるためには自分自身への挑戦が求められることを、本人も理解している」。ウルフはそう語り、さらにこう続けた。
「朗希に代わって言うのではなく、あくまでも私自身の意見だが、彼が新たな高みに達し、日本のプロ野球だけでなくメジャーリーグでも最高の投手となるためには、アメリカで一流の選手と日々対戦し、メジャーの球団が持つさまざまなリソースを生かす必要がある。それこそが朗希の望みであり、だからこそ彼はアメリカに来たのだ」

アマゾンに飛びます
2025年3月18日号(3月11日発売)は「日本人が知らない 世界の考古学ニュース33」特集。3Dマッピング、レーダー探査……新しい技術が人類の深部を見せてくれる時代が来た
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら