待望の「アレックス・クロス」役をつかんだオルディス・ホッジがその魅力を語る
Playing an Iconic Character

追い求めてきた役をつかんだ充実感でいっぱいと語るホッジ MICHAEL ROWE/GETTY IMAGES FOR IMDB
<犯罪心理学者の刑事アレックス・クロス役を30年の積み重ねの末ついに手に入れた、オルディス・ホッジのキャリアと成功>
1995年の映画『ダイ・ハード3』で子役デビューして以来、オルディス・ホッジは精力的にキャリアを積み重ねてきた。その努力が、ついにアマゾンプライム・ビデオの『アレックス・クロス~狙われた刑事~(CROSS)』(11月14日配信開始)で報われた。「30年間のキャリアが、これにつながった。そう思うよ」
ホッジが演じるのは、犯罪心理学を駆使して連続殺人犯を捕まえる刑事アレックス・クロス。ジェームズ・パターソンの人気小説から生まれたこのキャラクターは、モーガン・フリーマンやタイラー・ペリーの主演で何度も映画化されてきた。「もし自分が出演していなかったら、観客として夢中になっていたな。これこそ私が待ち焦がれていたドラマだから」
しかも、このドラマは第1話の配信が始まる前から第2シーズンの制作が決まっていた。「実に思い切った決断だ。スタッフ、キャスト、プロデューサー、脚本家、みんなの仕事が評価された結果であり、ありがたいこと。このドラマは特別で、参加できたことは本当に幸運だ」。そう語るホッジに、本誌H・アラン・スコットが話を聞いた。
──クロスのどこに魅力を感じた?
個人的にも、アフリカ系アメリカ人の1人としても思うけれど、このキャラクターはすごく的確に描かれている。妙な先入観や偏見がなく、アフリカ系アメリカ人の文化にきちんと敬意を表してくれている。クロスという男はいろんな人と話をし、私たちが互いを分断するのではなく、理解し合うのを助けている。今の時代にこういう役を演じられる自分は幸せだ。