最新記事
映画

「パロディーにはしない」...出演者が語る『サタデー・ナイト・ライブ』誕生の裏側を描いた映画への思い

Looking for New Challenges

2024年11月9日(土)14時50分
H・アラン・スコット(ライター、コメディアン)
映画サタデー・ナイトに出演したニコラス・ブラウン

実在人物をパロディーにせず、敬意を示したかったと話すブラウン MICHAEL ROWE/GETTY IMAGES FOR IMDB

<有名番組「サタデー・ナイト・ライブ」誕生の舞台裏を描く映画『サタデー・ナイト』で、1人2役を演じたニコラス・ブラウンが語る演技論と決意>

俳優にとって、実在の人物に基づく役を演じるのは大きなプレッシャーだ。ならば、実在の人物2人を1つの映画で演じ分けるとなったら......。

米老舗コメディー番組『サタデー・ナイト・ライブ(SNL)』の初回放送までの舞台裏を描く群像劇『サタデー・ナイト』(全米公開中)で、ニコラス・ブラウンはその難題に挑んだ。演じたのはマペット人形作家のジム・ヘンソンと、コメディアンのアンディ・カウフマンだ。


もっとも、本人に恐れはなかった。「2人の両方になれるのはとても光栄だった」と語り、「パロディーにしない」ことを心がけたと振り返る。

実際のSNLと同様、本作の「キャストは大所帯」だ。共演歴のある俳優はいなかったが、すぐに「全員がはまり役で、どれだけリサーチをしているかに気付いた」と言う。「この作品の意義を、誰もが理解していた」

米人気ドラマ『メディア王~華麗なる一族~』のグレッグ役の印象が強いなか、これまでと懸け離れた役柄に挑戦したブラウンに、本誌H・アラン・スコットが話を聞いた。

◇ ◇ ◇


──ヘンソン役とカウフマン役にどう取り組んだ?

実在の人物を演じたことはあまりないけれど、原点から始めたかった。ジムは早いうちからテレビに夢中で、アンディはパフォーマンスをすることに夢中だった。でも個人的には「声」がカギの1つだ。その人らしさを表現できる。

ビジネス支援
地域経済やコミュニティを活性化させる「街のお店」...その支援が生み出す、大きな効果とは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

WTOが月内に事務局長再任手続きも、トランプ氏の「

ワールド

イスラエル、ベイルート南郊など空爆 ヒズボラも反撃

ビジネス

米銀の企業向け・消費者向け融資ともに需要軟化=FR

ビジネス

コメルツ銀が独中堅行買収を検討、対ウニクレディト防
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:またトラ
特集:またトラ
2024年11月19日号(11/12発売)

なぜドナルド・トランプは圧勝で再選したのか。世界と経済と戦争をどう変えるのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    本当に「怠慢」のせい? ヤンキース・コールがベースカバーに走らなかった理由を考察
  • 2
    海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「空母化」、米軍ステルス戦闘機が着艦
  • 3
    ウクライナ軍ドローン、1000キロ離れたロシア拠点に突っ込む瞬間映像...カスピ海で初の攻撃
  • 4
    トランプ再選を祝うロシアの国営テレビがなぜ?笑い…
  • 5
    トランプの和平仲介でウクライナは国土の2割を失う
  • 6
    【クイズ】ビッグマックが世界で1番「高い国」はどこ…
  • 7
    スペイン近代史上、最悪の自然災害発生で洪水死者200…
  • 8
    ムチムチで話題の「あの子」だけじゃない...世界中で…
  • 9
    想像を超える大洪水、濁流に飲み込まれた車から脱出…
  • 10
    米国民がトランプを選んだ以上、貿易相手国は対米依…
  • 1
    「歌声が聞こえない」...ライブを台無しにする絶叫ファンはK-POPの「掛け声」に学べ
  • 2
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウクライナ軍と北朝鮮兵が初交戦
  • 3
    ウクライナ軍ドローン、1000キロ離れたロシア拠点に突っ込む瞬間映像...カスピ海で初の攻撃
  • 4
    「遮熱・断熱効果が10年持続」 窓ガラス用「次世代…
  • 5
    「トイレにヘビ!」家の便器から現れた侵入者、その…
  • 6
    「ダンスする銀河」「宙に浮かぶ魔女の横顔」NASAが…
  • 7
    後ろの女性がやたらと近い...投票の列に並ぶ男性を困…
  • 8
    海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「空母化」、米…
  • 9
    米大統領選挙の「選挙人制度」は世界の笑い者── どう…
  • 10
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」ものはど…
  • 1
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 2
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 3
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の北朝鮮兵による「ブリヤート特別大隊」を待つ激戦地
  • 4
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 5
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 6
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 7
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 8
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄…
  • 9
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料…
  • 10
    「歌声が聞こえない」...ライブを台無しにする絶叫フ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中