天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無能の専門家」の面々
Ohtani’s Betrayed Trust
大谷を守るはずの「プロ」がいかに役立たずだったかもあきれるばかりだ。大谷が通訳に頼るのはまだしも、プロの彼らもたった1人の通訳に全てを頼りすぎた。
ドジャースも例外ではない。不正が報じられた後になっても、水原がロッカールームで選手やスタッフに嘘の説明をする機会を与えた。このときアンドリュー・フリードマン編成本部長までが、水原の説明に基づき大谷が損失を補塡したと説明していた。
さらに大谷の危機管理を専門とする広報は、違法賭博への関与が既に明らかになっていた張本人に、スポーツ専門局ESPNのインタビューを受けさせた。それによって水原の嘘は全米に拡散された。
大谷にとっては全てが大きな衝撃だったに違いない。
長年信頼してきた人物が、自分から大金を盗んでいただけでなく、自分が言ってもいないことを言ったと触れ回っていたのだから。そして自分が野球に集中するために雑事を任せていたプロのチームが、恐ろしく無能だったのだから。
巨額の報酬を得ている大谷にとって、今回の事件の金銭的な痛手はさほど大きくないだろう。だが、これほど多くの側近の、これほど大きな無能に失望させられた衝撃は、決して小さくないはずだ。