最新記事
映画俳優

車いすでサプライズ登場した「名優」とのツーショットにベッカム感激 ファンからも「泣けた」「感動的」の声

2024年2月27日(火)14時15分
千歳香奈子
デビッド・ベッカム

デビッド・ベッカム(2023年8月2日、米フロリダ州フォートローダーデール) YES Market Media-Shutterstock

<80年代の映画スターで、29歳にしてパーキンソン病を発症した、マイケル・J・フォックスが英国アカデミー賞(BAFTA)授賞式にプレゼンターとして登場した。対面したデビッド・ベッカムは「信じられない」と大興奮>

1980年代後半から90年代にかけてビッグスターとして名を馳せたマイケル・J・フォックスが、2月18日に英ロンドンで開催された英国アカデミー賞(BAFTA)授賞式にサプライズ登場し、およそ1分間にわたるスタンディングオベーションで迎えられた。

【画像】【動画】サプライズ登場したマイケル・J・フォックスに対する会場の反応、ベッカム感激の2ショット

司会者から「80年代の映画スター、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティ・マクフライ」と紹介されたマイケルは、車いすでステージに登場。演台の前まで来ると立ち上がり、会場を見渡すように感慨深い表情を見せた。

「映画が魔法だといわれるのには理由がある。映画はあなたの1日を変えることができる。ものの見方を変えることができ、時には人生さえも変えてくれる」とスピーチ。クリストファー・ノーラン監督が原爆の父を描いた『オッペンハイマー』に作品賞を授与した。

サッカー界のスーパースターも感激

人気絶頂の29歳でパーキンソン病を発症したマイケルは、闘病しながら俳優としてのキャリアを続ける傍ら、パーキンソン病研究のための基金「マイケル・J・フォクス財団」を立ち上げ、これまで20億ドル以上の寄付金を集めるなど治療法の確立と根治に向けた研究に尽力している。

しかし、病気の影響によるセリフ覚えの難しさや記憶力の低下を理由に、2020年に2度目の引退を表明。以降スクリーンでその姿を見かけることがなくなったマイケルが、大トリとなる作品賞のプレゼンタ―としてステージに姿を見せると、ファンからも「泣けた」「感動的」と歓喜の声が上がった。

同じくプレゼンテーターを務めたサッカー界の元スーパースター、デビッド・ベッカムもマイケルとの対面に感動した一人。「マイケル・J・フォックスに会えたなんて信じられない。今夜のBAFTAでは、大スクリーンで見てきた多くの才能あふれる人たちに会えて、ちょっとスターに夢中になっている」と綴り、笑顔で並ぶツーショットをインスタグラムに投稿した。

デビッドの投稿には、「あなたもここではスター」「2人ともレジェンド」「デビッドが演劇界の伝説に出会って魅せられたように、マイケルは間違いなく授賞式で最も人気のセレブの一人だった」などのコメントが寄せられ、エンターテインメント界とスポーツ界の2大スターの夢の共演は大きな話題を呼んだ。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエル、イラン核施設への限定的攻撃をなお検討=

ワールド

米最高裁、ベネズエラ移民の強制送還に一時停止を命令

ビジネス

アングル:保護政策で生産力と競争力低下、ブラジル自

ワールド

焦点:アサド氏逃亡劇の内幕、現金や機密情報を秘密裏
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプショック
特集:トランプショック
2025年4月22日号(4/15発売)

大規模関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 2
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪肝に対する見方を変えてしまう新習慣とは
  • 3
    『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』は必ず出版すべき本である
  • 4
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はど…
  • 5
    トランプが「核保有国」北朝鮮に超音速爆撃機B1Bを展…
  • 6
    「2つの顔」を持つ白色矮星を新たに発見!磁場が作る…
  • 7
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 8
    ロシア軍高官の車を、ウクライナ自爆ドローンが急襲.…
  • 9
    ロシア軍が従来にない大規模攻撃を実施も、「精密爆…
  • 10
    ロシア軍、「大規模部隊による攻撃」に戦術転換...数…
  • 1
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 2
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 3
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇した「透けレギンス」投稿にネット騒然
  • 4
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 5
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?.…
  • 6
    パニック発作の原因とは何か?...「あなたは病気では…
  • 7
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトラ…
  • 8
    動揺を見せない習近平...貿易戦争の準備ができている…
  • 9
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 10
    「世界で最も嫌われている国」ランキングを発表...日…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 3
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 4
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大…
  • 5
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 6
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 7
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 8
    「低炭水化物ダイエット」で豆類はNG...体重が増えな…
  • 9
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 10
    「テスラ離れ」止まらず...「放火」続発のなか、手放…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中