映画キャラはNG...俳優組合ストで仮装制限のハロウィン2023に「ガイドライン無視」で目立ったセレブたち
左からヘイリー・ビーバー、ミーガン・フォックス、キム・カーダシアン From Left:Tinseltown-Shutterstock, lev radin-Shutterstock(2)
<多くの俳優が連帯感を示して全米映画俳優組合の要請に従うなか、ミーガン・フォックスが婚約者マシン・ガン・ケリーと共に『キル・ビル』のキャラクターに扮して仮装パーティーに登場するなど、一部セレブの仮装が物議を醸している>
全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキが110日を超える中、今年のハロウィンでは交渉相手である制作会社の作品の宣伝につながる仮装はご法度となった。つまり、今年大ヒットした映画『バービー』や『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』などに関連したキャラクターやアメコミのスーパーヒーローに扮することはNGで、「ゴーストやゾンビ、クモ」など一般的なキャラクターや人物をイメージした仮装をすることが推奨された。
【写真】女子高校生殺人鬼に扮したミーガン・フォックス、白い下着が血まみれのヘイリー・ビーバー...「規則破り」の仮装で目立ったセレブたち
『デッドプール』で知られるライアン・レイノルズやディズニー映画『塔の上のラプンツェル』のヒロインの声を演じたマンディ・ムーアら一部組合員からは「冗談でしょ?!」と不満の声が上がったが、多くの俳優が連帯感を示すため組合の要請に従った。しかし、一部セレブはこのガイドラインを無視して人気映画のキャラクターに扮し、物議を醸している。
明らかに組合のガイドラインを嘲笑
『トランスフォーマー』シリーズで知られるミーガン・フォックスは、婚約者マシン・ガン・ケリーと共に米ロサンゼルスで行われた仮装パーティにクエンティン・タランティーノ監督のヒット作『キル・ビル』のキャラクターに扮して登場。目から血を流す制服姿で栗山千明演じる女子高校生殺人鬼「ゴーゴー夕張」に扮したミーガンは、主人公ザ・プライドことベアトリクス・キドーが劇中で着用した血まみれの黄色いジャンプスーツに刀を手にするマシンと共に完成度の高いペアコスプレを披露した。
ミーガンはインスタグラムの投稿に「@SAGAFTRA」とキャプションを添えていることから、組合のガイドラインを嘲笑ったものであることは明白。女優リサ・アン・ウォルターは、X(旧ツイッター)に「なんという反逆者なの。愚かなたわ言のためにポーズを取り続けなさい、かわいいお嬢さん。私たちは、最低限の契約をしている俳優たちが公平な待遇を得るために、1日10時間無給で働くわ」と綴り、規約破りだと非難した。
一方、2人は別の日にはハリウッドで実写化もされている日本の人気漫画『デスノート』の弥海砂とリュークのコスプレも披露しており、クオリティの高さに「言葉がない」「取り憑かれた」と絶賛コメントが寄せられている。
ミーガンとマシン以外にも、堂々と映画のキャラクターに扮したセレブがいる。ホットなカップルとして注目のチャニング・テイタムとゾーイ・クラヴィッツは、『ローズマリーの赤ちゃん』をテーマにした仮装でパーティに出席。
女優としても活躍するアリアナ・グランデは、ドラマ『ビクトリアス』で共演したエリザベス・ギリースと『ショーガール』のワンシーンを再現する動画や画像を複数インスタグラムに投稿して完成度の高さが話題になっている。