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小児性愛者や人身売買業者が登場する『サウンド・オブ・フリーダム』は派手なQアノン映画か? まともな批評に値する作品ではない理由

A Controversial Crusade

2023年8月25日(金)14時10分
サム・アダムズ(スレート誌映画担当)

エンディングのメッセージで、カビーゼルは続けた。「この映画は児童人身売買を終わらせるための大きな一歩になり得ます。でも、そのためには何百万もの人に見てもらわねばなりません」

しかも、劇場に足を運んでもらわねばならない。「劇場で見る映画は格別です」と彼は説いた。「一時停止のボタンはないし、邪魔が入る心配もない。ここなら映画鑑賞の体験をみんなで共有でき、一つのコミュニティーが生まれるのです」

なんだか冒頭のニコール・キッドマンのCMに似てきた。正義の味方を気取るディズニーの鼻を明かしたと豪語して極右陰謀論者を喜ばせたくせに、商業的な成功に関してはハリウッド流の戦略を丸のみ、ということか。

©2023 The Slate Group

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