「女子スポーツ」とは何か?...トランスジェンダー選手との競争は本当に「フェア」なのか
Biological Reality in Sports
スポーツで重要なもの
生物学的現実や常識から言っても、科学的に見ても、テストステロンの分泌を抑制しようと男性は女性より体力的に有利だ。女性はどれほど努力しても、男性とのスポーツ対決には勝てない。
CIACの方針は女子選手に対する不当な差別だ。そう考えた私とチームメイト3人は20年、提訴に踏み切った。
現在は米連邦控訴裁判所で審理中で、女子種目の出場資格を生物学的女性に制限して競争条件を平等化すべきか、判断が下されることになる。
私たちの提訴以来、全米の女性や少女がこの分野で受ける被害は飛躍的に拡大しているようだ。その規模は、数多くの競技のあらゆるレベルの大会に及んでいる。
影響力のある個人や協会、教育委員会、米政府さえもが、スポーツで重要なのは生物学的性別ではなく、個人的アイデンティティーだと見なしているせいだ。
あの5月の午後、州大会の競技場で私の名前を連呼する友人たちの声に、どれほど励まされたか。私を勇気づけるための声援だったが、同時に、それは私一人のためではなかった。
生物学的男性と競わされたせいでレースに負けたり、レギュラーから外された全ての少女に向けた応援だ。
こんな状況はフェアでも公正でもない。女子選手に平等な勝利のチャンスがある世界を望むなら、女子スポーツに「条件の平等」を取り戻さなければならない。