最新記事

アイドル

「児童ポルノだ」「未成年なのに」 韓国の大人気女性アイドル、新曲MVに自国ファンから「エロすぎ」批判

2023年7月22日(土)20時20分
イングリッド・メンドーサ
NewJeans

newjeans_official/Instagram

<ニュージーンズ(NewJeans)「Cool With You」のMVに対し、メンバーの年齢を考えると性的で不適切だとする声があがっている>

韓国のガールズグループ「ニュージーンズ(NewJeans)」の新曲「Cool With You」のミュージックビデオが物議を醸している。未成年のメンバーも映っている映像であるにも関わらず、「不適切なほど性的な描写」がされている場面があるというのだ。

■【動画】「ベッドシーン」を見守る未成年アイドルたち...韓国で批判されたNewJeans新曲MV

5人組グループのニュージーンズは、HYBE Labels(ハイブ・レーベルズ)の公式YouTubeチャンネルで、同曲のミュージックビデオを公開した。ビデオには、『イカゲーム』に出演した女優のチョン・ホヨン(29)や、香港出身の俳優トニー・レオンといった豪華なゲストが登場し、「バニーズ」と呼ばれるニュージーンズのファンたちは歓喜した。

しかし、最年少メンバーのヘインがまだ15歳であることもあり、映像で描かれているストーリーが未成年メンバーにふさわしくないと考える人もいた。特にファンたちの非難の標的になっているのは、大手芸能事務所HYBE傘下のレーベル「ADOR」のCEOでプロデューサーのミン・ヒジンのようだ。

視聴者の注目を集めたシーンの1つは、ホヨンが、上半身裸でベッドに横たわる恋人らしき男性に近づくシーンだ。ホヨンは服を着ているが、このシーンは2人が今まさに愛し合おうとしている場面だと指摘する声があがった。

さらにこれに続くカットでは、ニュージーンズのメンバー5人がホヨンたちのベッドシーンを見守っているように見えるとする意見もある。ホヨンが、窓越しに見ているメンバーたちの存在を確認するシーンもある。

物議を醸したもう1つのシーンは、ホヨンが終盤に服を脱ぐ場面。メンバーたちは、その様子も見守っているように描かれる。

「児童ポルノ」「不気味で奇妙」と非難轟々

ミュージックビデオのリリース後、Twitterのあるユーザーは不適切と思われるシーンを投稿し、「どうなの?」と疑問を投げかけた。ほとんどのファンも不信感を示し、このコンセプトを考案したヒジンを非難した。

「いかなる状況でも、大人2人のベッドでの官能的なシーンと、子供(しかも大人を見ている)のシーンを繋ぎ合わせるメディアはあってはならない。小児愛者たちがこのビデオに近いものを、『合法的な』(児童性的虐待)素材(すなわち児童ポルノ)として制作・使用していることを理解してほしい」とあるユーザーは怒りをあらわしにした。

【20%オフ】GOHHME 電気毛布 掛け敷き兼用【アマゾン タイムセール】

(※画像をクリックしてアマゾンで詳細を見る)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ロシア産肥料を米企業が積極購入、戦費調達に貢献と米

ビジネス

ECB、利下げごとにデータ蓄積必要 不確実性踏まえ

ビジネス

ソニー、米パラマウントに260億ドルで買収提案 ア

ビジネス

ドル/円、152円台に下落 週初から3%超の円高
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国の研究チームが開発した「第3のダイヤモンド合成法」の意義とは?

  • 2

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロシア空軍基地の被害規模

  • 3

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 4

    「500万ドルの最新鋭レーダー」を爆破...劇的瞬間を…

  • 5

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 6

    ロシア軍の拠点に、ウクライナ軍FPVドローンが突入..…

  • 7

    「TSMC創業者」モリス・チャンが、IBM工場の買収を視…

  • 8

    中国のコモディティ爆買い続く、 最終兵器「人民元切…

  • 9

    「複雑で自由で多様」...日本アニメがこれからも世界…

  • 10

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 5

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 6

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 7

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 8

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 9

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 10

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 10

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中