最新記事
映画俳優

歩きやすさ重視? カンヌ映画祭出席の米人気女優、豪華ドレスからチラ見えした「場違い」な足元が話題に

2023年5月26日(金)17時10分
千歳香奈子
ジェニファー・ローレンス

ジェニファー・ローレンス(5月21日、仏カンヌ) SARAH MEYSSONNIER-REUTERS

<カンヌ国際映画祭に登場したジェニファー・ローレンスの衣装が「ドレスコード違反」として話題になるも、意外に好意的なコメントが目立つ。過去の失敗に学んだのでは、と擁護する報道も>

自由奔放な言動と親しみやすいキャラクターで人気のジェニファー・ローレンスが、5月16日から27日まで南仏で開催されているカンヌ国際映画祭のレッドカーペットで、エレガントなドレスの足元からビーチサンダルをのぞかせて話題になっている。

【写真】ディオールの真っ赤なドレスからのぞく黒いビーチサンダル

真っ赤なディオールのオートクチュールドレスで、仏映画『Anatomie D'une Chute(原題)』のプレミアに登場したジェニファーは、ホワイトゴールドのネックレスを合わせたゴージャスな装いで一際注目を集めたが、階段を下りる際に裾を持ち上げた瞬間、黒いビーチサンダルがチラ見え。美しい装いのレッドカーペットには似つかわしくないまさかの足元に、人々の視線が釘付けとなった。

本人は気にする素振りもなく、笑顔でエスコートする男性の手を取り、堂々とした佇まいを見せていたが、カンヌではれっきとした規則違反となるため、「ドレスコードを破った」とメディアを騒がせている。

転倒予防のため?

2015年にヒールのないフラットなシューズを履いていた女性が「ドレスコードに反する」として入場を拒否されたことを機に、「女性はハイヒールを履かなければならない」という不文律に抗議が殺到。翌年のレッドカーペットではクリステン・スチュワートがスニーカーを履き、ジュリア・ロバーツは裸足でレッドカーペットを歩いて、女性のみならず男性からも多くの支持を得た。

そして今年、議論の余地があるこのハイヒール問題にサンダルで挑んだジェニファーにも、称賛の声が寄せられている。ネットには、「なぜサンダル?」「良い選択ではない」と疑問を投げかけるコメントもあるが、「とてもジェニファーらしい」「性差別的なドレスコードに中指を立てた彼女を本当に愛しています!」「見えないけど、ドレスの下にビーチサンダルを履いている彼女が大好き」と、好意的な意見が目立つ。

ジェニファーと言えば、2013年に『世界でひとつのプレイバック』で史上2番目の若さでアカデミー賞主演女優賞を受賞した晴れ舞台で、ステージに上がる際にドレスの裾を踏んで転倒するハプニングを起こしたことで知られる。その後も度々、レッドカーペットで転びそうになる場面が目撃されてきただけに、カンヌの急な階段で歩きやすいフラットなサンダルを着用したとして誰が彼女を責めることができるだろうと、擁護する報道もある。

試写会
カンヌ国際映画祭受賞作『聖なるイチジクの種』独占試写会 50名様ご招待
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:フィリピンの「ごみゼロ」宣言、達成は非正

ワールド

イスラエル政府、ガザ停戦合意を正式承認 19日発効

ビジネス

米国株式市場=反発、トランプ氏就任控え 半導体株が

ワールド

ロシア・イラン大統領、戦略条約締結 20年協定で防
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 2
    「搭乗券を見せてください」飛行機に侵入した「まさかの密航者」をCAが撮影...追い出すまでの攻防にSNS爆笑
  • 3
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べている」のは、どの地域に住む人?
  • 4
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 5
    感染症に強い食事法とは?...食物繊維と腸の関係が明…
  • 6
    フランス、ドイツ、韓国、イギリス......世界の政治…
  • 7
    オレンジの閃光が夜空一面を照らす瞬間...ロシア西部…
  • 8
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 9
    「ウクライナに残りたい...」捕虜となった北朝鮮兵が…
  • 10
    強烈な炎を吐くウクライナ「新型ドローン兵器」、ロ…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「最初の90分」...快眠の「7つのコツ」とは?
  • 4
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 5
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 6
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 7
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 8
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 9
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 10
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 10
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中