米人気歌手、戴冠記念コンサートで「歌声ひどすぎ」と酷評される 往年のファンはショック隠せず
ライオネル・リッチー(2019年1月、ロサンゼルス) Kathy Hutchins-shutterstock
<70年代のヒット曲『Easy』と80年代に全米No.1ヒットとなった『All Night Long』を披露するも「別人」「誰かが変装しているに違いない」とまで言われる始末>
【動画】「バーでのカラオケ」とまでこき下ろされたライオネル・リッチーの歌声
6日に英ロンドンのウェストミンスター寺院で行われたチャールズ国王の戴冠式の翌日、ウィンザー城内で2万人の観客を動員して盛大な祝賀コンサートが開催された。
チャールズ国王夫妻をはじめ、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃、ジョージ王子、シャーロット王女ら王室メンバーも出席し、ケイティ・ペリーやライオネル・リッチー、英ポップグループ「テイク・ザット」らがステージで熱いパフォーマンスを繰り広げた。
国王が立ち上げた慈善団体ブリティッシュ・アジアン・トラストのアンバサダーを務めるケイティは、代表曲『Firework』と『Roar』を熱唱。シャーロット王女が一緒に歌う姿もキャッチされ、会場を沸かせた。
一方、オーディション番組『アメリカン・アイドル』で共演するライオネルも、70年代のヒット曲『Easy』と80年代に全米No.1ヒットとなった『All Night Long』を披露し、チャールズ国王やジョージ王子とシャーロット王女が音楽に合わせて国旗を振りながらノリノリで体を揺らす姿が見られた。
「歌声がひどすぎる」「声が違う」と酷評の嵐
招待客と抽選で選ばれた一般の観客が、ロイヤルボックス席の王室メンバーと一体となって国王の新たな門出を祝福する歴史的なコンサートとなったが、ネットでは会場の盛り上がりとは裏腹に「ライオネル・リッチーの歌声がひどすぎる」「声が違う」「別人」と炎上する事態となった。
Hello, Met Police, I'd like to report a murderer. Yes, his name is Lionel Richie and the victim is his own song. #CoronationConcert
— Rob Durr (@Whiskybob77) May 7, 2023
あるユーザーは『セサミストリート』に登場するカエルのマペット「カーミット」の声みたいと書き込み、別のユーザーも「バーでカラオケを歌っている人のよう」と酷評。「こんにちは、ロンドン警視庁さん。殺人犯の通報があります。彼の名前はライオネル・リッチーで、被害者は彼自身の曲です」と皮肉るツイートまである。また、「誰かがライオネル・リッチーに変装しているに違いない」「エルトン・ジョンに取り憑かれたみたい」とショックを隠せないファンもいた。
This is a cruise ship concert. It's absolutely shocking #LionelRichie #CoronationConcert
— Matt (@Rollie3333) May 7, 2023
ライオネルは最近になって90年代に謎の喉の病気で4度手術を受けたことを明かし、キャリアを失う可能性を乗り越えた過去を告白している。あるユーザーは、「過去2度コンサートを観たことがあるが、彼は素晴らしいショーマンだ」と擁護。「メインマイクの音がひどい」「クルーズ船のコンサートみたいで、衝撃的だ」と、音響システムの悪さを指摘する声もある。