誰役? 舞台『ライオンキング』にサプライズ出演のトム・クルーズ、やっぱり会場を沸かせてしまう
アカデミー賞授賞式前の昼食会で笑顔を見せるトム・クルーズ(2月13日、ビバリーヒルズ) Mario Anzuoni-REUTERS
<出演に乗り気じゃなかった? それでも大喝采を浴びるトムはやっぱり「本物のエンターテイナー」だ>
【動画】ノリノリで「ハクナ・マタタ」熱唱!大喝采を浴びるトム・クルーズ
映画の撮影でこれまで数々の命知らずのスタントに挑んできたトム・クルーズが、ブロードウェイの人気ミュージカル『ライオンキング』にサプライズ出演。イノシシのプンバァに扮し、劇中歌「ハクナ・マタタ」を披露して話題になっている。
トムは、友人のジェームズ・コーデンが8年間司会を務めた米CBSテレビのトーク番組『ザ・レイト・レイト・ショー』を卒業する最終エピソードに登場。ロサンゼルスのパンテージ・シアターで行われた舞台に出演する特別企画が、4月27日に放送された。
2人はこれまでも番組の企画でスカイダイビングなどを行っており、昨年はトム主演の映画『トップガン マーヴェリック』のプロモーションで一緒に戦闘機に乗り込み、アクロバット飛行にも挑戦している。この時はトムが操縦する戦闘機に同乗したジェームズと主題歌『デンジャー・ゾーン』と熱唱して話題になったが、今回の企画は「ようやく君が私のワールドに来る番だ」とジェームズからの提案で実現した。
しぶしぶ出演を受け入れて
番組は劇場に呼ばれたトムが「今夜ここが満員になる」と告げられ、何が起こるのか分からず戸惑う場面から始まる。キャストに囲まれて頭を抱えるトムの姿や逃げ出そうとするシーンもあり、最終的にしぶしぶ出演を受け入れるという爆笑の内容だ。
逃げ腰のトムとノリノリのジェームズのやり取りに視聴者も笑いが止まらなかったようで、「トム・クルーズがクレイジーなことをするのをたくさん見てきたけど、こんなことに挑戦するとは思いもしなかった。笑いが止まらない」「金曜日の始まりを笑顔にしてくれてありがとう。世界、アメリカがこういうクレイジーなことを必要としている」「私が知っているトム・クルーズの中で、これは最も型破り」とネットには絶賛コメントが溢れている。
最初こそあまり乗り気でないトムだったが、さすがプロ。短時間で役をマスターし、まずはサイに扮して客席の後方から通路を通って舞台に登場。その後、衣装替えをしてプンバァとその相棒ミーアキャットのティモンに扮した2人は、絶妙なパフォーマンスで出演を知らされていなかった観客を興奮の渦に巻き込んだ。カーテンコールでは満席の観客とキャストから大きな歓声と拍手を受け、大成功で幕を下した。