最新記事
歌手

気まずい...米大物ミュージシャン、東京の街中に降臨するも「誰にも気付かれず」苦笑い

Awkward Video of Travis Scott Surprised No One Knew Him in Japan Goes Viral

2023年4月7日(金)17時28分
シャノン・パワー
トラヴィス・スコット

トラヴィス・スコット(2017年6月) Helle Arensbak/Scanpix Denmark via REUTERS

<大人気ラッパーのトラヴィス・スコットが東京の街にサプライズ登場したものの、周囲の人々は(やや迷惑そうに?)彼を避けるばかり>

ラッパーのトラヴィス・スコットが、日本で気まずい瞬間に直面した。大勢の人が行き交う東京の交差点で撮影を行うも、彼が大物ミュージシャンであることに気付く人が一人もいない様子だったからだ。

■【動画】東京の人ごみの中に登場するも、完全に周囲にスルーされるトラヴィス・スコット

31歳のスコットは横断歩道の真ん中で、白地にカラフルなプリントが施されたオーバーサイズのフーディーを着てポーズをとった。それなのに周囲の通行人たちは、トラビスをよけながら横断歩道を渡っていた。

スコットはしばらくその場に立ち、それぞれの日常を過ごす人々の群れに加わろうとさえしたが、誰も自分を認識していないと悟り、すぐに笑顔で立ち去った。かぶっていたフードが途中で外れ、顔があらわになった後、スコットはたった今起きたことに笑いながらチームと歩き出した。

この気まずい瞬間を撮影した動画はツイッターに投稿され、4月7日現在、再生回数は380万回を超えている。動画で撮影場所は明かされていないが、付近の景色から日本の首都である東京(渋谷と思われる)で撮影されたもののようだ。ソーシャルメディアには、東京に滞在するスコットを記録した写真や動画がいくつも投稿されている。

この動画を共有したツイッターユーザーは、「とても気まずかったに違いない」と書いている。これに対して、珍しく注目されずに済んでよかったのでは、と指摘する人もいたし、からかう人もいた。

「期待外れ」「ホッとした」「ただの撮影」

あるユーザーは、「フーディーとかで驚かそうとしたんだけど、期待外れに終わったね」とツイートしている。別のユーザーは、「いや。彼はホッとしたに違いない。最後に浮かべた笑顔を見ればわかるよ。普通の人のように街を歩くことができるんだって気が付いたんだ」と分析する。

さらに別のユーザーは、スコットはカメラに向かってポーズをとっているように見えたとコメントし、「ただの撮影なんだよ」と結論づけている。

スコットは2014年に初めて日本を訪れ、その体験を「Houston to Osaka(ヒューストンから大阪へ)」というドキュメンタリーにまとめている。2021年のツイートでは、日本を再訪できる喜びを表現している。「日本に戻るのが待ち遠しいよ。しばらく行っていないから」

また、スコットは日本人デザイナーの藤原ヒロシとコラボレートし、スニーカーの「エア ジョーダン 1 LOW Travis Scott x Fragment(トラヴィス・スコット x フラグメント)」で大成功を収めている。

社会的価値創造
「子どもの体験格差」解消を目指して──SMBCグループが推進する、従来の金融ビジネスに留まらない取り組み「シャカカチ」とは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエル首相らに逮捕状、ICC ガザで戦争犯罪容

ビジネス

米中古住宅販売、10月は3.4%増の396万戸 

ビジネス

貿易分断化、世界経済の生産に「相当な」損失=ECB

ビジネス

米新規失業保険申請は6000件減の21.3万件、4
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対する中国人と日本人の反応が違う
  • 2
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱が抜け落ちたサービスの行く末は?
  • 3
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 4
    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…
  • 5
    NewJeans生みの親ミン・ヒジン、インスタフォローをす…
  • 6
    元幼稚園教諭の女性兵士がロシアの巡航ミサイル「Kh-…
  • 7
    ウクライナ軍、ロシア領内の兵器庫攻撃に「ATACMSを…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    若者を追い込む少子化社会、日本・韓国で強まる閉塞感
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 3
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り捨てる」しかない理由
  • 4
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    アインシュタイン理論にズレ? 宇宙膨張が示す新たな…
  • 7
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 8
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 9
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…
  • 10
    中国富裕層の日本移住が増える訳......日本の医療制…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 4
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 7
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 8
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 9
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 10
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中