最新記事

セレブ

ダンキンドーナツを愛するベン・アフレック、店員姿があまりに自然で「シフトに入るべき」と絶賛される

2023年2月9日(木)16時10分
千歳香奈子
ベン・アフレック

ベン・アフレック(2022年11月30日、ニューヨーク) David 'Dee' Delgado-REUTERS

<スーパーボウルの生中継で放映されるCMに店員役で登場することになったベン・アフレック。プライベートでロゴ入りドリンクカップを持って歩く姿や、店舗で妻ジェニファー・ロペスとドーナツを購入する姿がパパラッチされている>

ベン・アフレックが、ダンキンドーナツ好きが高じてついにテレビCMに登場することになった。しかも、そのCMは全米で1億人が視聴するアメリカNO.1の祭典スーパーボウルの生中継で放映されるという。

スーパーボウルの広告と言えば、30秒の放映料が600~700万ドルと破格なことで有名。世界を代表する名だたる企業が毎年、大物スターを起用して多額の制作費をつぎ込み、趣向をこらしたCMを放映することで知られる。そんな世界中の注目を集めるスーパーボウルのCMに今年初参戦する老舗ドーナツチェーンのダンキンドーナツが、ベンを起用したCMをお披露目予定だという。

幼少期を過ごしたボストン発祥ゆえに思い入れ

ベンは先月、マサチューセッツ州ボストン郊外メドフォードの店舗でダンキンドーナツのTシャツとキャップを身に着け、店員としてドライブスルーで接客する姿が目撃され、CMの撮影を行っていることが報じられていた。撮影とは知らず店を訪れた女性が、笑顔で接客するベンの写真をSNSに投稿し、「店員姿がとてもお似合い」「俳優を辞めてダンキンドーナツのシフトに入るべき」と大きな反響を呼んだ。昨年結婚した新妻ジェニファー・ロペスも客役で撮影に参加しており、現場ではラブラブな様子が目撃されていた。

1950年に創業したダンキンドーナツはベンが幼少期を過ごした思い出の地ボストンが発祥なだけに、ベンにとっては思い入れが強いファストフードチェーンなのだろう。自宅に届いたデリバリーを受け取る姿や、ロゴ入りドリンクカップを手にする姿が度々目撃されている。結婚直後のジェニファーとラフな格好でサンタモニカの店舗を訪れ、ドーナツを購入する姿もパパラッチされている。

【写真】ラフな格好で店を訪れパパラッチされたベンとジェニファー

「グラミー賞よりダンキンドーナツ」でファンに同情されるほど

デートにも利用するなどオスカー俳優らしからぬダンキン愛をいじるミームもたくさん作られているベンは先日も、世界最高峰の音楽の祭典グラミー賞授賞式会場で退屈そうにしていたことから「誰かダンキンドーナツを買ってあげて」と同情されている。ジェニファーの横で「借りて着た猫」のように座り、妻のお供で仕方なく来ている感丸出しのベンと満面の笑みで楽しそうに接客していた姿を比較し、「グラミーよりダンキンドーナツに行きたかったみたい」と書き込むファンもいた。

ダンキンはさっそくこの投稿に、「朝には間違いなく、私たちは彼のためにそこにいます」とコメントし、「ダンキン最高!」とファンを歓喜させた。

今年のスーパーボウルは現地時間12日にアリゾナ州グレンデールで開催され、カンザスシティ・チーフスとフィラデルフィア・イーグルスが対戦する。ベンとジェニファーが出会うきっかけとなった2002年公開の映画「ジーリ」以来21年ぶりの共演となるCMも、大きな話題となりそうだ。

【写真】愛してやまないダンキンドーナツの店員になったベン・アフレックを見る

[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。

20250121issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年1月21日号(1月15日発売)は「トランプ新政権ガイド」特集。1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響を読む


※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:フィリピンの「ごみゼロ」宣言、達成は非正

ワールド

イスラエル政府、ガザ停戦合意を正式承認 19日発効

ビジネス

米国株式市場=反発、トランプ氏就任控え 半導体株が

ワールド

ロシア・イラン大統領、戦略条約締結 20年協定で防
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 2
    「搭乗券を見せてください」飛行機に侵入した「まさかの密航者」をCAが撮影...追い出すまでの攻防にSNS爆笑
  • 3
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べている」のは、どの地域に住む人?
  • 4
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 5
    感染症に強い食事法とは?...食物繊維と腸の関係が明…
  • 6
    フランス、ドイツ、韓国、イギリス......世界の政治…
  • 7
    オレンジの閃光が夜空一面を照らす瞬間...ロシア西部…
  • 8
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 9
    「ウクライナに残りたい...」捕虜となった北朝鮮兵が…
  • 10
    強烈な炎を吐くウクライナ「新型ドローン兵器」、ロ…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「最初の90分」...快眠の「7つのコツ」とは?
  • 4
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 5
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 6
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 7
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 8
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 9
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 10
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 10
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中