人生について考えることで、人生はたしかに変わる...ヒントをくれる3冊の本
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<人生は充実しているか? 人として成長できているか? 「人生」を見直すきっかけになるflier編集部イチオシの3冊>
数多くの本を紹介し、またその内容を要約するサービスを展開している「flier」の編集部がオススメする「要約の達人が選ぶ、今月の編集部イチオシ!」コーナー。9月は「ライフ」に焦点を当てた3冊を紹介する(この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)。
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今回ピックアップしたのは、「ライフ」について考える3冊です。誰しも一度は考えてしまう、だけど結論は出ないまま後回しにしてしまいがちな人生のこと。わたしの人生の幸せや充実はどこにあるのか、そんな気持ちが頭をかすめた方におすすめしたい、生きることのヒントをくれる本をピックアップしました。
イギリスの13歳の「ぼく」が直面するライフ、2000年前の哲学者がとらえた人生、そして現代の予防医学研究者が提案する「フルライフ」。どのライフもそれぞれだからこそ、自分なりのライフを考えるきっかけを与えてくれます。
「一生モノの図書」の第2弾
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2』
著者:ブレイディみかこ
出版社:新潮社
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まず紹介したいのは、今月発売されたばかりのブレイディみかこさんの最新刊『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2』。「一生モノの図書」として大きな話題を呼んだ前作に引き続き、アイルランド人の配偶者と息子との日常をつづるエッセイです。
13歳になった「ぼく」はちょっと大人になった様子。イギリスで生きる彼は、学校や日常生活の中で「移民」「LGBTQ」「ポリティカルコレクトネス」など、現代を象徴するような様々な問題に向き合っていきます。
ひとつひとつの経験を積むたび、確実に成長し、「母ちゃん」の知らない世界に足を踏み入れていく「ぼく」。そんな彼に、後悔する日もしない日もあるけど、それが「ライフ」でしょ、なんて言われたら、自分の「ライフ」についても考えたくなってしまいます。
人生を短くしているのは自分自身
『人生の短さについて 他2篇』
著者:セネカ
翻訳:中澤務
出版社:光文社
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今度は時代をぐっとさかのぼって、2000年前の哲学者の言葉に触れてみましょう。
「人生は十分に長い。われわれが人生を短くしているのだ」
現代のわたしたちが聞いてもドキッとしてしまうこんな主張をしたのは、ストア派の哲学者ルキウス・アンナエウス・セネカです。人生には偉大なことを成し遂げるに足る十分な時間があるのに、時間を忙しく浪費しているがために「時間が足りない」と嘆いているのだとしたら----。
「充実していた」「長い時間が与えられていた」、そんな実感が持てる人生は、とても豊かな気がします。 時を超えて響く哲学者の言葉に、まずは要約から触れてみませんか。