最新記事

クリエイター・アワード

2020年の日本で最も輝いたクリエイターはこの6人

2020年12月3日(木)17時55分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

Pen 2020/12/15号(12/1発売)

<今年最も輝いたクリエイターを選ぶ「クリエイター・アワード」の受賞者が発表された。選ばれたのは講談、アート、料理、建築、音楽、小説の分野からの6人だ>

新しい表現を追い求め、多くの人々に影響を与えたクリエイターを選ぶ「クリエイター・アワード」(雑誌『Pen』主催)の2020年の受賞者が発表された。

選ばれたのは、今年2月に真打に昇進した講談師の神田伯山、アーティゾン美術館での展覧会で壮大な世界観を表現したアーティストの鴻池朋子、パリの3つ星シェフの小林圭、今年開館の「弘前れんが倉庫美術館」を手掛けた建築家の田根剛、音楽家の常田大希、そして『破局』で芥川賞を受賞した作家の遠野遥だ。

彼ら6人が登場する『Pen』12/15号で、表紙を飾るのは常田大希。今年1月にKing Gnuの3枚目のアルバム『CEREMONY』を発売、5月にはmillennium paradeとしてアニメシリーズ「攻殻機動隊 SAC_2045」のオープニング曲「Fly with me」を配信した。さらに11月末には、King Gnu初の日本武道館公演を実施している。

個人でも2月にはブランド「N.ハリウッド」のニューヨークコレクションのショーサウンドを手掛け、幼少期から学んだ得意のチェロを軸にした楽曲を披露した。

「カッコいいものをつくって世間に問うのがアーティストだと思って憧れていたから、いまもそれをストイックに実行しているだけ」と常田は言う。

そんな彼の多才ぶりを発揮した企画が、銀座ソニーパークで開催中の「#014ヌーミレパーク(仮)」DIRECTED BY PERIMETRONだ(来年1月31日まで)。全フロアを常田が主宰するクリエイティブチームPERIMETRONがディレクションし、King Gnuやmillennium paradeの曲やミュージックビデオで描かれた世界を具現化したものだ。常田と彼を取り巻くクリエイティブチームの頭の中をのぞくような体験ができる。

新型コロナウイルスの大流行で、世界中で価値観の大きな変化があった今年。日本を代表するクリエイター6人の活動を本人たちの言葉とともにみせる特集『クリエイター・アワード2020』は、決して平坦ではない道を歩む上での新たなヒントになりそうだ。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

イラン、イスラエルへの報復ないと示唆 戦火の拡大回

ワールド

「イスラエルとの関連証明されず」とイラン外相、19

ワールド

米石油・ガス掘削リグ稼働数、5週間ぶりに増加=ベー

ビジネス

日銀の利上げ、慎重に進めるべき=IMF日本担当
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ公式」とは?...順番に当てはめるだけで論理的な文章に

  • 3

    便利なキャッシュレス社会で、忘れられていること

  • 4

    「韓国少子化のなぜ?」失業率2.7%、ジニ係数は0.32…

  • 5

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負け…

  • 6

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 7

    止まらぬ金価格の史上最高値の裏側に「中国のドル離…

  • 8

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 9

    毎日どこで何してる? 首輪のカメラが記録した猫目…

  • 10

    ネット時代の子供の間で広がっている「ポップコーン…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人機やミサイルとイスラエルの「アイアンドーム」が乱れ飛んだ中東の夜間映像

  • 4

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 5

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 8

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 9

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 10

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中