新型コロナで外出できない今こそ......世界を旅する映画9選
A Cinema Voyage
06 『ザ・ビーチ』(2000)
マヤ湾(タイ)
【記事トップ写真】主演のレオナルド・ディカプリオが若くてまぶしい。タイの離れ小島にこの世の楽園のようなビーチがあると聞いて、バックパックを背負った若者たちが探しに行く物語。しかし公開後に、ロケ地のマヤ湾には映画好きの観光客が押し掛けて環境が劣化。サンゴ礁保護のため2021年6月まで立ち入り禁止になっている。
07 『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)
東京(日本)
言わずと知れたソフィア・コッポラのアカデミー賞受賞作(オリジナル脚本賞)。不夜城・新宿のホテル・パークハイアット東京を舞台に、異国を旅する男と女(ビル・マーレーとスカーレット・ヨハンソン)の不思議な絆を淡々と描く。グラス片手にどうぞ。
08 『奇跡の2000マイル』(2013)
アウトバック(オーストラリア)
犬とラクダを道連れに、オーストラリアの砂漠を2000マイル(約3200キロ)も踏破した女性の実話に基づく作品。アウトバックと呼ばれる内陸部の、ほとんど手付かずの自然があまりに壮大で、画面いっぱいに広がるウルル(エアーズロック)の神秘的な姿に息をのむ。
09 『ロード・オブ・ザ・リング』(2001-2003)
ミルフォード・サウンド(ニュージーランド)
トールキンの傑作ファンタジー小説『指輪物語』を原作とする3部作の撮影はニュージーランド各地で行われた。なかでも絶景は南島のフィヨルドランド国立公園にあるフィヨルド、ミルフォード・サウンドと、北島のトンガリロ国立公園だ。
<本誌2020年4月28日号掲載>
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2020年4月28日号(4月21日発売)は「日本に迫る医療崩壊」特集。コロナ禍の欧州で起きた医療システムの崩壊を、感染者数の急増する日本が避ける方法は? ほか「ポスト・コロナの世界経済はこうなる」など新型コロナ関連記事も多数掲載。